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とんってシチューが入ったお皿を置いて、ふたりでいただきます。
いつもより出来が良くって笑みが零れた。夏目くんも優しく微笑んで美味しい、って。
情に幸せのスパイスがかかるように柔らかい気持ちになる。
__胸がきゅって掴まれたようで、なんだか息苦しいわ。
「 子猫ちゃんもお風呂に入っておたデ。今日は疲れただろウ?ゆっくり疲れをとってくるといイ 」
「 ふふ、ありがとう、 入ってくるね? 」
バスタオルを持ってお風呂場へ。
__緊張した...あなたとあなたとただいるだけだったのに。
うすい桃色のシャンプーを手に取って。髪を洗う。
なんだかシャンプーの香りであなたを思い出したの。
また顔が熱くなっちゃって切り替えるようにシャワーを浴びた。
「 夏目くん? 」
「 ン?おかえり子猫ちゃン♪ 」
ソファーでスマホを操作していた彼は私に気づくと優しく微笑み、手招きをする。
引き寄せられるように彼に近づき隣に座る。
彼からは先程私が使っていたシャンプーと全く同じ香りでどきりと胸が騒ぐ。
近くだった彼の手が私の手を取り、そっと撫でる。
「 二人っきリ...だネ? 」
囁かれた。
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どじょおじ - やばい好きすぎる (9月12日 0時) (レス) id: 1c503dc90d (このIDを非表示/違反報告)
ルナルナ - 好きすぎるぅ……これは尊死確定ですね()(遺言 (2021年10月27日 17時) (レス) @page3 id: 1dfb6e0e68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ん''ッ................. (2020年5月3日 22時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
音琥(プロフ) - アッ・・・(尊死←) (2019年9月22日 20時) (レス) id: 678f16f62e (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - ふぅ…… (2019年7月29日 14時) (レス) id: 1acad08086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目さくら x他1人 | 作成日時:2016年12月4日 0時