夏目くんに壁ドンしたい ページ21
*
「 子猫ちゃん...?どうしたのかナ? 」
夢ノ咲学院の生徒皆が自由なひと時を過ごすことができる昼休み
その中でたった1人の女子生徒である私は人通りの少ない廊下で同じクラスの夏目くんどう一緒にいた
...正確には私は彼を壁に押し付けていた
「 夏目くん...また授業出ないつもりでしょう?だから逃げないように 」
そういって私の彼と視線を合わせる
彼の悪戯な瞳が私を捕らえていて、身が少し震える
彼の長い左髪が微かにかかった頬が熱くなり、少しだけ目を反らした
「 フフ、子猫ちゃんはずるいネ。そちらから仕掛けてきたのにボクが見つめるとすぐそらすなんテ 」
「 なっ、夏目くんは見過ぎなの‼待っててね、もう少し経てば北斗くんが来てくれるから... 」
「 ホッケーくんが?それは困るナ...ボクは自由人だから誰にも縛られたいヨ 」
彼はそう言うと、ぎゅっと壁についていた私の手首を掴む
すっかり彼の身が自由になり逃げ出そうとする夏目くんの背中にぎゅっと抱きついた
反射的にやってしまい、抱きついた私が何故だか恥ずかしくなる
「 ...そんなにボクに授業に出て欲しいノ? 」
「 うん...夏目くんがいないと...寂しいな... 」
夏目くんに、そう伝えると彼はぴたりと動きを止めた
たぶん、照れてる
彼の顔は見えないけれど、耳が真っ赤だ
「 子猫ちゃんは本当にずるいよネ。今回は大人しく出るとするヨ。
その代わりこれだけ... 」
夏目くんは私の頬に手を添え、そのまま
私の耳に、リップ音が響いた
「 フフ、じゃあ行こうカ、子猫ちゃん♪ 」
そっと自身の唇に触れる
全く、本当にずるいのは誰なのだろう
*
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どじょおじ - やばい好きすぎる (9月12日 0時) (レス) id: 1c503dc90d (このIDを非表示/違反報告)
ルナルナ - 好きすぎるぅ……これは尊死確定ですね()(遺言 (2021年10月27日 17時) (レス) @page3 id: 1dfb6e0e68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ん''ッ................. (2020年5月3日 22時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
音琥(プロフ) - アッ・・・(尊死←) (2019年9月22日 20時) (レス) id: 678f16f62e (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - ふぅ…… (2019年7月29日 14時) (レス) id: 1acad08086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目さくら x他1人 | 作成日時:2016年12月4日 0時