夏目くんと相合い傘したい ページ16
*
『 うっ....結構降ってる。 』
空から降ってくる大粒の雫がザーザーと音を立てていた
雨の独特な香りに顔を歪ませ、そのまま走って行こうとすると
ぐいっと手首を引っ張られ、バランスを崩すと同時に腰を抑えられ
無事、転ぶこともなかった
『 びっくりした...夏目くんかぁ... 』
「 びっくりしたのはこっちだヨ...この雨の中で傘もささずに行くのはオススメしないヨ? 」
『 傘、忘れちゃって... 』
「 だったら言ってくれればいいんダ。子猫ちゃんはもっとボクを頼ってくれていいんだヨ?
フフっ、早く帰らないと雨が酷くなるかもしれなイ。
家まで送ってあげるからこっちへおいデ? 」
彼に言われるがままに傘の中に
1つの傘に2人入るのだ。私と夏目くんの距離は思ったより近くて顔が赤くなる
この感じが家まで続くのはこちらとしてはきつい
さっきっから心臓がバクバクいっていてそっと彼に見えないように顔を隠した
早く家に着いてくれないだろうか
という気持ちがあったが
どこかまだこの時が続けばいいのに、と思う私もいた
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どじょおじ - やばい好きすぎる (9月12日 0時) (レス) id: 1c503dc90d (このIDを非表示/違反報告)
ルナルナ - 好きすぎるぅ……これは尊死確定ですね()(遺言 (2021年10月27日 17時) (レス) @page3 id: 1dfb6e0e68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ん''ッ................. (2020年5月3日 22時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
音琥(プロフ) - アッ・・・(尊死←) (2019年9月22日 20時) (レス) id: 678f16f62e (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - ふぅ…… (2019年7月29日 14時) (レス) id: 1acad08086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目さくら x他1人 | 作成日時:2016年12月4日 0時