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鏡の前に立った。華のない自分が映っていた。
これではあなたは見てくれない。
これではあなたの隣には私は立てない。
両頬をぱちんって叩いて、切り替える。
そしてスマホを手に取り、クラスの...私の姉的な存在の彼に電話を入れる。
「 あら？Aちゃん?どうしたの、あなたからかけてくるなんて珍しいわね 」
「 なるちゃん!!あのね、一つ頼みたいことがあるの!! 」
＿＿オススメの美容院、紹介してくれない?
「 ここで...あってるよね? 」
目の前には、とってもお洒落な美容院。
なんだか近寄り難い...けど、予約もしちゃったし入るしかないよね。
逆先くんともっとお話したいもん。
今よりかは可愛くなって、あなたに近づきたいから。
指先で髪の毛を少しいじる。
枝毛が増えてしまったし、いい機会だ。
何年伸ばし続けただろうか、今日でこの長さともお別れだ。
「 どれくらい切りますか...? 」
美容師さんに聞かれる。私は鏡に映る自分を見て、迷わず唇を開いた。
「 肩くらいまでお願いします 」
今までの自分とはさよならだ。
＊
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夏目さくら(プロフ) - ブリキの時計さん» うわわっ、嬉しくて舞い上がりそうです!!ありがとうございます!!更新頑張りますのでよろしくお願いします!! (2017年7月6日 20時) (
レス) id: 7ee3166e47 (このIDを非表示/違反報告)
ブリキの時計 - ヤバい…。いつも面白いからって読んでる夏目君の小説全部夏目さくら様の作品でした。(*´∀`)♪ どれも面白くてつい見ちゃいますね。夏目君愛してるー！！！ 更新頑張って下さいヾ(・◇・)ノ (2017年7月6日 18時) (携帯から) (レス) id: 3dbd06048a (このIDを非表示/違反報告)
夏目さくら(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます。うまくは説明できませんがその綺麗な瞳を裸眼で見たらどれほど美しいのか、目がよかったらよかったのに、という意味です。分かりにくくてすみません!! (2017年6月28日 8時) (レス) id: 7ee3166e47 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 初めまして。少し疑問なのですが、一話で「レンズ越しに見える彼の琥珀色。裸眼でみたら〜」とあるのですが、主人公は目が悪いんですよね？裸眼になったら何も見えないのでは…？それにコンタクトにしても裸眼ではないと思うのですが…。長文失礼しました。 (2017年6月28日 8時) (レス) id: ce8ef42289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目さくら | 作成日時：2017年6月27日 18時
