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いない...いない...

ねぇ、どこよ...?




気まぐれな逆先くん()はふらりと風のようにどこかに行ってしまう



抱きしめたいよ、ぎゅってしたいの



あなたが私を抱き締める、あの習慣に私は惑わされて

あなたを1日1回抱き締めないとダメな体になってしまったの


あなたは私に麻薬(砂糖)を与えたのね




「 逆先くん...どこにいるのよ...? 」




抱きしめたい、ぎゅってしたい


早くあなたに会いたいの、声が聞きたいの



甘さが欲しいの、出てきてよ





「 逆先くん...はやく...ねっ... 」



「 フフ、ボクを呼んだかイ? 」





声が聞こえた



私の後ろから

いったいさっきまでどこへ?だなんて思うけど



そのまえに




「 さか...さき...くんッッ!! 」



「 おっ...ト...フフ、今日はやけに大胆だネ♪ 」




優しく頭を撫でてくれた



そういうところやっぱりだいすき





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作者名:夏目さくら | 作成日時:2017年5月21日 15時

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