*。心拍数#鶤 *。 ページ7
*
『ふあぁ…』
少女は目を開けた。
『もしかして…寝てしまったのかしら』
と小さく零し、ゆっくりと体を起こす。
少女は脚の辺りに重みを感じた為、
其方を見る。
『修君…?』
そこには静かに寝息を立てている いとこの少年。
少女は
『部活帰りだものね』
と納得している。
しかし今の時間は5時を回っていた。
少年が私服になっているのを見ると、
家に1回帰ったようだ。
そっと少年の髪を撫でる。
シャンプーの良い香りがした。
『ふふっ、お疲れ様』
「ん…あれA?」
『おはよう修君。よく眠れたかしら?』
「はよ…悪い寝ちまった」
少年は大きく背伸びをする。
『大丈夫。元はと言えば、私が寝てしまった所為だし。
でも来たなら起こしてくれれば良かったのに』
「気持ちよさそうに寝てるやつを起こせっかよ。
つか電話かけたのに出なかったから1回家に帰ったわ」
『ええっ!?』
少女は近くに置いていたスマホを確認する。
画面には“着信4件:修君”の文字。
『うぅ…ごめんなさい…』
「気にすんなよ」
少年は少女の頭をわしゃわしゃと撫でる。
乱暴そうだが、少女は口元を緩めた。
「あ、明日全員来るってさ。7人」
『本当!?修君ありがとう!!』
飛び跳ねそうな勢いで少女は言う。
その顔は幸せそうだ。
『でも…気持ち悪いって、思われ無いかしら…』
今度は悲しそうに言う。
*
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柑子露草(プロフ) - 凉葉さん» お久しです(ノシ 'ω')ノシ 絶対に可愛いですよ!もうほんとに!! されたい((蹴← ありがとうございますっ!! (2014年8月2日 8時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 凉葉さん» ばんわですっ(ノシ 'ω')ノシ バンバン ありがとうございますぅぅぅぅ(( (2014年6月9日 22時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 焔さん» (* 'ω')ノwww (2014年5月11日 18時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - 柑子露草さん» ノシ (2014年5月11日 18時) (レス) id: 046ff7d08a (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 焔さん» ('ω')ウィッス← 頑張ります(ノシ 'ω')ノシ (2014年5月11日 18時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柑子露草 | 作成日時:2014年4月8日 8時