*。心拍数♯鶸鷄 *。 ページ20
*
虹「…あ。忘れてた?」
『疑問系なのね』
真っ白少女は小さく溜息を吐いた。
虹「つかどこまで言っていいか分かんねーし」
『まぁ、確かにね』
青「前髪伸ばしてんのにも関係あんのか?」
緑「オマエにデリカシーというものはないのか」
紫「まぁ峰ちんだから仕方ないよ〜」
青「お前ら…」
怒った口調の青色少年。
それに対しくすりと真っ白少女は笑った。
『大丈夫、気にしないで。寧ろここまで聞かなかっただけでも凄いんじゃない?』
青「オレ、バカにされた?」
『気に触ったならごめんなさいね』
息を大きく吸って、吐いた。
少し間を置いて真っ白少女は話し出す。
『少しだけ、本当に少しだけだから、私の話…
聞いてくれる?』
口元を微かに緩め言う少女に、虹色少年は不安そうな表情をしている。
真っ白少女は、『大丈夫だから』と付け足した。
その場に居る少年少女は、ひとりの少女、
真っ白少女の方を向く。
どれも真剣な眼差しだった。
『私はね…
産まれてから一度も、病院の外へ
出たことが無いの。』
*
私のお母さんは身体が弱かった。
私を産んで死んでしまったの。
それでもお父さんは私を育ててくれた。
勿論、病院で。
私も生まれつき体が弱かったから、この髪と目の色。
それと、脚に力が入らなくなる病気まで患ってしまって。
歩けない訳じゃない。ただ危ないから車椅子なの。
こんな体だから。
だから病院の、ここからの景色しか私は知らないんだ。
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柑子露草(プロフ) - 凉葉さん» お久しです(ノシ 'ω')ノシ 絶対に可愛いですよ!もうほんとに!! されたい((蹴← ありがとうございますっ!! (2014年8月2日 8時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 凉葉さん» ばんわですっ(ノシ 'ω')ノシ バンバン ありがとうございますぅぅぅぅ(( (2014年6月9日 22時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 焔さん» (* 'ω')ノwww (2014年5月11日 18時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - 柑子露草さん» ノシ (2014年5月11日 18時) (レス) id: 046ff7d08a (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 焔さん» ('ω')ウィッス← 頑張ります(ノシ 'ω')ノシ (2014年5月11日 18時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柑子露草 | 作成日時:2014年4月8日 8時