*。心拍数#鶻 *。 ページ12
*
貴女side
木の下に複数のひと影が見えた。
遠目でも分かる程、本当にカラフルだ。
『あそこに居るひとたちが修君の部活の後輩?』
「ああ。騒がしいから気を付けろよ」
『あら、楽しそうで良いじゃない』
恐怖を紛らわすように言う。
「いーや。うるさすぎる」
『ふふっ。それにしても…本当にカラフルね』
「だろ?目がチカチカする」
段々と縮まる 彼等との距離。
大きくなる不安。
その時、赤髪の男の子が此方に気付がついたようで。
「先輩、その人ですか?」
「ああ」
その言葉により、全員が此方を向いた。
思わず修君の後ろに隠れる。
心臓がドクン、と跳ねた。
どうしよう…なんて思っていると、
「どうかしたんスか?」
1人、話し出した。
この声は、昨日の電話越しに聞こえたものだ。
「ただの人見知りだ。だからあまり騒ぐなよ?」
“出て来い”と修君に促され、恐る恐る前へ出る。
『ぇと…白貫A、です…初めまして…』
皆黙ってしまった。
やっぱり、真っ白だから気味が悪く思われたのだろうか。
下を向くと視界が少しぼやけてきた。
そんな中、女の子の声が聞こえる。
確か桃色の髪の女の子だ。
「かっ…」
『?』
.
.
.
「可愛いーっ!!」
『…………へ?』
その言葉に、間抜けな声が漏れた。
前を向くと桃色の女の子は此方に近付いて来た。
*
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柑子露草(プロフ) - 凉葉さん» お久しです(ノシ 'ω')ノシ 絶対に可愛いですよ!もうほんとに!! されたい((蹴← ありがとうございますっ!! (2014年8月2日 8時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 凉葉さん» ばんわですっ(ノシ 'ω')ノシ バンバン ありがとうございますぅぅぅぅ(( (2014年6月9日 22時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 焔さん» (* 'ω')ノwww (2014年5月11日 18時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - 柑子露草さん» ノシ (2014年5月11日 18時) (レス) id: 046ff7d08a (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 焔さん» ('ω')ウィッス← 頑張ります(ノシ 'ω')ノシ (2014年5月11日 18時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柑子露草 | 作成日時:2014年4月8日 8時