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*。心拍数#鷁 *。 ページ11

*


少年と少女は病室を出て、中庭へ向かっている。

少年の手には車椅子の持ち手が握られていた。



「A、車椅子乗らなくて大丈夫か?」


『ええ。力が抜けるのを怖がって歩か無かったら、筋力が衰えて歩け無くなってしまうでしょう?それに、』



少女は間を空け、少年はその答えを求める。



「それに?」


『倒れそうになったら、修君が支えてくれるでしょう?』



少女は隣に居る少年の顔を覗き込み、口元を緩める。

それに対し少年は目を丸くしたが、またいつも通りに戻って少女の頭を撫でた。



「たりめーだ」


『ふふっ…ねぇ修君』


「ん?」


『皆、私をどんな目で見るのかしら。』



少女は真っ直ぐと廊下の先を見て、少しだけ表情を強ばらせた。



「大丈夫。フツーに見てくれるさ」


『…本当?』


「ああ。昨日も言ったけど、お前が驚くと思うぞ。
まぁ会ってからのお楽しみだな」


『…そうね』



話しているうちに、中庭の扉の直ぐ前。

緊張するする少女。

扉は無機質な音を立てて自動に開く。

それにも関わらず少女は扉の前で立ち尽くして居た。



「A?」


『…弱いわね、私は。折角修君が機会を作ってくれたのに。』


“怖くて動けないだなんて”と言葉を紡ぎ、小さく震える。


「A」



少年が少女の名前を優しく呼び、手を握った。



「絶対に大丈夫だ。オレが保証する」


『…そう、よね。修君が言うんだもの。信じるわ』



“ありがとう”と微笑み、少女は歩き出す。

扉を抜け、たまに少年と過ごす木の元へ向かって。


*

*。心拍数#鶻 *。→←*。心拍数#鷄 *。



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柑子露草(プロフ) - 凉葉さん» お久しです(ノシ 'ω')ノシ 絶対に可愛いですよ!もうほんとに!! されたい((蹴← ありがとうございますっ!! (2014年8月2日 8時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 凉葉さん» ばんわですっ(ノシ 'ω')ノシ バンバン ありがとうございますぅぅぅぅ(( (2014年6月9日 22時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 焔さん» (* 'ω')ノwww (2014年5月11日 18時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 柑子露草さん» ノシ (2014年5月11日 18時) (レス) id: 046ff7d08a (このIDを非表示/違反報告)
柑子露草(プロフ) - 焔さん» ('ω')ウィッス← 頑張ります(ノシ 'ω')ノシ (2014年5月11日 18時) (レス) id: 830b7798e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柑子露草 | 作成日時:2014年4月8日 8時

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