【黒バス×デュラララ】池袋“最キョウ”の透明少女〜帝光編〜

御伽噺�鶚�鶸�鷁 ページ41

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『じゃあ

僕を楽しませて頂戴な？』




それからおよそ一秒。


バタン


人の倒れた音が。

周りは何があったか理解できないと いった表情をしている。



『もう争奪戦は始まったぞ？早くしろよ。

あ、言い忘れてたけど。

僕から「無シ色」の権限を取れる方法はただ一つ。

僕を地面に這いつくばらせること。 』



そう説明している間にも、一人、また一人と倒れていく。



「うおおおおおっ！」



勢い良く殴りかかってく複数の奴等。



『おーおー www威勢が良いねェwwwでも…甘い。』



僕は体を軽く傾けて避け、蹴りを鳩尾(みぞおち)に喰らわせる。


次に殴りかかってきた奴等も蹴りとばす。
どうやら手を使う必要な無さそうだ。



『さて…武器も使用可だが、どうする？』




＊


＊


＊



『なぁんだ…てめーら其の程度か。』



掴んでいた相手の襟首を離すと、ドスンと落ちる。

始まってからおよそ10分。
周りには誰一人として立ってるものはいない。



『返事が無い。まるで屍のようだ。』←



何て言いながら、転がってる奴等を踏まないようにゆっくり進んで行く。
そして鞄を拾い上げ、その場を後にしようとした時、


パシっ


乾いた音が響く。



『気配も消さずに殴りかかってくるなんて…


“私”をなんだと思ってるの？』




後ろから殴りかかってきた奴の拳を受け止める。



「くっ、…そぉ、っ」



『残念だったな。』



そのまま腕を回すと簡単に倒れた。




『じゃあ皆さん。

二度と「無シ色」に関わら無いで下さいな？


もし手ぇ出したら…


次は全力で排除するから覚悟しとけよ。』





『さあて、帰ろ』



大きく背伸びをし、裏庭を後にした。









*

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