【黒バス×デュラララ】池袋“最キョウ”の透明少女〜帝光編〜

御伽噺�鶚�鶸�鶩 ページ38

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『ったく…何で学校入って来てんだよ。不法侵入め』



臨「じゃあその言葉、魅伽華ちゃんにも言えるの？」




黒「魅伽華さん居るんですか！？」



魅「居るよ。それより臨也…主から離れろ」



そう言ってナイフを向ける。



臨「あー怖い怖いwww」



『面倒くさいなぁ…って時間やばっ』




黒「ふぅ、ボクの負けです。行っていいですよ。

どうせ今日は捕まらないでしょうしね」



『さんきゅ。魅伽華、今日は先帰ってて』



魅「畏まりました」



『臨也。魅伽華を送ってってね』



魅「ミカゲ一人で帰れるよ！？」



『分かってるよ。じゃあ臨也(それ)を新宿に帰して来て。これなら良いだろ？』



魅「ぅ〜…畏まりました…」



『臨也、バイト代出してやれよ？つか出せ。』




臨「はーい」






『げ、後1分。じゃあねテツヤ』





＊


＊


＊



忘れ物を取りに教室に戻る。そこには一つの人影が。





『よ、征。やっぱ居たか』




赤「分かってて来たのか？」



『勘だよ勘』



僕は征の横を通り抜け、机の脇に掛けていた袋を取る。
そしてベランダに出た。



赤「そこを走って逃げるつもりか？」





『まさか。んな面倒くさいコトしねーよ』



残り時間、あと10秒。



征はだんだん近付いてくる。



彼が手を伸ばした瞬間、僕はベランダの手すりに立った。



赤「何する気だ！？」




焦るのも無理はない。此処は二階だ。
落ちたら軽傷じゃすまないだろう。


“普通の人間”なら。



『はいっ、時間切れ。残念だったね。
勝負は何時でも受け付けるよ』



そう言って微笑み、手すりから









飛び降りた。




*

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