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# 灼熱 ページ32

『熱っ…!!』
碧「おい、大丈夫か?」
『触られると痛い…』
碧「大丈夫だ、ほら」
『…ん…痛っ…!』
碧「我慢しろ…火傷はすぐ水で冷やした方がいい」
『…んっ…んん〜!!もう…無理無理!痛すぎる!痛すぎるよ!!誰か…!!』
碧「おいA我慢しろって!動くな!」
夢「…ちょっとさっきから声だけ聞いてればあなた…!!って…あれ、なにしてるんですか」
碧「なにって見たまんまだろ」
『…痛い〜っ!!』
夢「はぁ…小生てっきりやることやってるのかと思いましたよ。勘違いさせるような声出さないでください、A」
『でっ…でも…!』


___


夢「Aが火傷なんて珍しいですね、普段は全くしないのに」
『それは…左馬刻との距離が近くて…つい…動揺しちゃって…みんなには!…内緒ですよ…!?』
夢「にしても…軽傷で済んでよかったですね、左馬刻さんの臨機応変の対応が素晴らしかったですね。後でお礼を言わなければ…」



幸い、家に火傷用の薬があったためある程度の処置ができた。
それにしても…「距離が近くて動揺した」なんて理由。
思春期の子供じゃないんだから…
それに、今小生が目の前で手を取り処置をしている行動に関してはなにも感じない、というのも少し気に触る。





夢「小生には…ドキドキしてくれないんですか?」
『えっ?!…ちょっと…ごめん…最近耳が悪くて…』
夢「ねぇ…聞こえないふりとか…ないよ」


思いっきりの力を信じて腕を優しく引っ張った。
自然とこちらによってくるAの顔が、小生の顔と必然的に近くなった。

こうなる事の予想はついていたけど、いざなってみると緊張するものだ



夢「ねぇ…?どうなの…?内心…ドキドキ…してる?」
『…ちょっと……どうしたの…?!…幻太郎…?だよね…?!』
夢「今は俺のことだけ、考えてよ」


熱くなった頬を触り、ゆっくりと押し倒していく。
抵抗もしないなんて…なんだか、小生悪いことをしているような気がしてきた。

# 真実の口→←# 久々



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(プロフ) - 更新頑張ってください!更新されるの待ってますね(^^)v (2020年3月16日 14時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幻路 | 作成日時:2020年3月16日 11時

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