killing night 10 ページ11
遠くにいるからよく見えないし、聴こえづらいからはっきりとはわからないが、うらたさんがちょこちょこと暴言を交えてターゲットに攻撃を加えていた。
「なぁ、センラさんあいつ何者なん…?」
「わからへんねん。実際に会うまで顔もわからんかったし、名前も経歴も性別もどこをどう探しても見つからないんですよ。」
「全部が全部謎ってことかよ…。」
「あー…まずいですね。」
センラさんが目を凝らして見つめているところはうらたさんとターゲットが戦いあっているところだった。
「まーしー、あいつの足を撃ってください。」
センラさんの突然の爆弾発言に俺はついスコープから目を離した。
「はっ!?それじゃあ…」
「はっきり言います、こんなにうらたんの戦闘が長引いているのに、これからうらたんがあいつに勝つ勝率は極めて低いです。今のうらたんではあいつは殺せへんのですよ。」
「今こっちが見えてないこっちが殺すってこと?」
「それも少し違うですね、u.s.s.sの中で一番強いうらたんが倒せんのなら僕らの力では倒せんのですよ、4人で一斉にかかったとしても動きを多少封じることはできても殺すことはできへんでしょうね。」
「でも、だからといってこのまま手を引くのもうらたさんが納得するとは思えんな。」
「そのとおりです、だから動きを封じて捕らえ帰ります。そんならまだうらたんも納得する余地はあるんやないですか?」
たしかに…と、思わせてくれる分センラさんはやっぱり頭がいいのだと再確認させられる。
センラさん曰く、そのことをうらたさん、坂田に説明している間にターゲットにあまり遠くへ行かれないように足に銃弾を撃っておくと言うことだった。
「じゃ、行くで。」
「はい、頼みました。」
俺は引き金を引いた。
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神楽 - いいですね〜!!もっとイチャついてほしいっす←更新頑張って下さい! (2018年11月4日 2時) (レス) id: b691fd4806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うめた。 | 作成日時:2018年10月22日 22時