いつの間にか貞子になってたので無双する【呪術廻戦】

貞子ライフ07 ページ8

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「どうも〜こちら現場の貞子です！ 私は今絶賛心霊スポットに来ていま〜す。
貞子が心霊スポット来てるんですよ？ 貞子が肝試しやる側って多分これ史上初ですよ。


しかも呪霊と対決ですよ？



貞子vs伽椰子ばりの激アツバトルでは！？」





ねえ夏油氏！！と貞子は夏油にマイクを向けた。
夏油はにこやかな表情のまま、マイクを指で下ろす。



「1人実況はとりあえずやめようか。このマイクどこから出てきたの」


「貞子四次元ポケットからです」


「貞子、ド○えもん化までしてるの？」


「こう…気合いで」



気合いで何とかなるものでもないと思うけどね？と夏油は苦笑する。
やはり彼女は愉快だ。



「元気があればなんでも出来る」


「アントニオ貞子もやめようね。本当に面白いね、君」


「いや、貞子は至って真面目にやってるんですが…」




いつも全力で真面目にやってるんですよと貞子は抗議する。


真面目な人間(…人間？)が、五条のパソコンの壁紙を勝手にナイスバディなグラビアモデルに変えたり、窓にへばりついて五条をビビらせたりしないと思うが。




「貞子は優しさと切なさと繊細な心で出来てるんですよ」


「…」



驚きと愉快さとバラエティ精神で出来てるのではないだろうかと夏油は思ったが、口には出さないでおいた。


そんなことを言った暁には、五条のように勝手に夢に入り込まれて永遠貞子に追いかけられる夢を見させられるかもしれない。



何故こうも彼に集中攻撃なのかというと、最初に貞子を真っ先に祓おうとしたからだ。



「貞子は呪霊の祓い方、ちゃんと分かってるかい？」


「祓ったことはないですけど…まあ、いざとなればこの腕が鳴りますから」


「すごい…心許ないけど…」



貞子は握りこぶしを作ったが、ﾌﾟﾙﾌﾟﾙと震えるだけで、全く腕に筋肉はついていない。


一抹の不安を抱えながらも、夏油は貞子に一任してみることにした。



「貞子、親父にも殴られたことないけど行っきまーす！」


「なんかちょっと混ざってるよ？」

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