KURENAI 2 ページ43
ラビside
そいつはさっきから固まって動かない。
__まさか……コイツ、アクマか?
その時、風が吹いて一瞬木の隙間から光がさした。
『!!』
目の前のそいつは女だった。
だが片眼に眼帯をし、もう片方は瞳を閉じている。
__目をつぶったまま、的確にオレの首を狙ったのか……!?
そう思った直後、
女の子は瞼をゆっくりと開けた。
?side
__…陽の光? 朝?
ゆっくり目を開けると……
想像どうり。
『やっぱり!!』
「“やっぱり”?」
『エクソシストだよね!?』
左胸のローズクロスは、黒の教団のエクソシストの印。この人はエクソシストだ。
「…そうさ。オレはエクソシストさ。
お前、やっぱアクマか?」
『えっ?違う違う!
僕もエクソシストだよ!』
「
………は!?」
ラビside
『……てことで、オレらは元帥探して中国に来たんさ。』
「……へぇ〜、元帥ね…」
紫咲 天音と名乗ったその子は、まだ正式にエクソシストにはなっていないらしい。
『…それじゃ、オレからも質問いい?』
「え?うん。」
『なんでさっき、目をつぶってたんさ?』
「………あ〜…うん。
夜は……その…苦手なんだ。」
少し曖昧な答えが帰ってきた。
もしかしたら、聞かれたくないようなことだったのかもしれない。
「あれ?そういや、君の名前聞いてない。
なんていうの?」
天音はきらきらした目で聞いてきた。
『オレ?オレはラビっていうんさ!』
「ラビね。よろしく、うさぎくん。」
天音は手を差し出した。
『うさぎくんって…まぁ、よろしくさ。』
オレは苦笑しながら、差し出された手を握った。
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珱月(プロフ) - 亜月さん» ありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。 頑張って更新します! (2016年8月14日 18時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - 更新頑張って下さい! (2016年7月21日 17時) (レス) id: f4f75aec8b (このIDを非表示/違反報告)
珱月(プロフ) - 凛乃さん» ハジメマシテ(°▽°) いつもお読みいただき、本当に本当にありがとうございます(ノД`、) オチ有りですね…φ(.. )ご協力ありがとうございます´`* これからも、どうぞよろしくおねがいします! (2015年8月31日 21時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
凛乃(プロフ) - 初めまして!とても面白くて、いつも楽しませてもらってます!私はオチ有りがいいです!!できればアレンですかね~!長文失礼しました (2015年8月31日 17時) (レス) id: 8157c16726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珱月 | 作成日時:2015年8月20日 12時