Dark 22 ページ40
Aside
アレンの言葉にぷるぷると首を横に振るティム。
「行け。
お前がいなきゃ…
みんなが師匠の所に行けないだろ。
行くんだ。」
そしてティムは、スーマンのイノセンスを飲み込んで飛びさっていった。
「心臓に穴を開けるだけにしろよ、ティーズ
こういう勇敢な奴は死ぬまでにほんのちょっぴり時間を与えてやった方がいい。
心臓から血が溢れだし、体内を侵す恐怖に悶えて死ねる。」
ブシュ、不吉な音がした。
アレンの体はびくっと一瞬震え、口から血を吐き出した。
「……よい夢を、少年」
私はかたかたと震えていた。
__次は私の番。
私も……死ぬ。殺される。
「…さーて。
久しぶりだなA。
知らないうちにそっちにいたなんてな。」
つかつかとこちらに近づいてくる
『…ティキ、さん』
「お。名前覚えててくれたんだ。
じゃあ再開ついでに話でもしてやるよ。
今からオレはお前のイノセンスを壊す。そんでお前の記憶はオレらが初めて会った頃まで遡って書き換えられる。黒の教団での記憶は一切消える。
お前が起きた時にゃオレらは元通り、家族ってワケ。」
『は……?』
どういうこと?私は……
…そんなことより、今は…
『アレン、アレンは……っ』
「おいおい動かねーほうがいいぜ?傷だらけだし、そいつはもう助からない。」
そんな……!!
「まぁ、そう言うことだ。
そんじゃ、Aのイノセンスは貰うよ。」
いつの間にか背後に立ってたティキさんが、私の右腕に触れた。その瞬間激しい痛みが右腕に走り、私は目を瞑った。
ボト、
無くなった右手の感覚。そして落ちている右腕。
『あ……』
絶望と恐怖が私の中でおり混ざってぐるぐるとうずをまいた。
「よーし、じゃあ次。」
声が聞こえた。と思ったらガッと頭を掴まれ、そのまま後ろに倒された。
「じゃあなA。おやすみ。」
次の瞬間、深い眠気に襲われた。
そして私は まるで海に潜るかのように、海の底へ沈むかのように眠りに落ちていった。
Dark end
こんにちは、珱月です。
まずは、たくさんのお気に入り登録ありがとうございます!通知が来る度にニヤニヤしております笑
やっとDarkが終わりました(〃´o`)
次あたり、予告しておりました新キャラが出てきます。……多分。
今、その子のイラストを描いてる途中です。
仕上がり次第載っけます。
てことで、楽しみにしていてください!
以上、珱月でした。
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珱月(プロフ) - 亜月さん» ありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。 頑張って更新します! (2016年8月14日 18時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - 更新頑張って下さい! (2016年7月21日 17時) (レス) id: f4f75aec8b (このIDを非表示/違反報告)
珱月(プロフ) - 凛乃さん» ハジメマシテ(°▽°) いつもお読みいただき、本当に本当にありがとうございます(ノД`、) オチ有りですね…φ(.. )ご協力ありがとうございます´`* これからも、どうぞよろしくおねがいします! (2015年8月31日 21時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
凛乃(プロフ) - 初めまして!とても面白くて、いつも楽しませてもらってます!私はオチ有りがいいです!!できればアレンですかね~!長文失礼しました (2015年8月31日 17時) (レス) id: 8157c16726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珱月 | 作成日時:2015年8月20日 12時