leaf ~D.Gray-man~ 3rd

poker 4 ページ4

Aside

『｢コール｣』

ポーカーやってます。

絶賛イカサマ中です。

｢A、なかなかやりますね。｣

『いえ、私なんかまだまだです。』

こそこそとアレンと言葉をかわし、そして手で拳をつくってコツンと打ち合わせた。

｢｢｢ロイヤル…ストレートフラッシュ……｣｣｣

｢また僕たちの勝ちです｣

｢｢｢だぁああ！ちくしょー！！｣｣｣

＿＿3人とも、しっかりイカサマしてる癖に自分から負けの道を進んでる。……いわゆる馬鹿ってやつだな。

無表情のままそう思い、心の中でにやっとした。

そしてアレンは常に笑顔。それがまた怖い。

｢どゆことさ？
お前ら、異様に強くない？｣

『｢イカサマしてますもん。｣』

｢マジ！？｣

『負け戦はしない主義です。』

｢それに、先に仕掛けてきたのはあっちです。｣

ラビの顔が蒼白になっていたけど、見て見ぬフリをしておいた。


ピリッ


『？』

右腕がふいに疼いた。

＿＿…なんだろう。

そう思ったが、酷く痛むということではない。放っておけば治るだろう。









結局、クロウリーさんの服は取り返せたので荷物は返してあげました。

汽車が走り出しそうなとき、ビン底さんが私をじっと見ていたのが気になったけど、気にしないことにした。

＿＿私のコート、変になってたかな？

さっきまで手を振っていたビン底さんが見えなくなったのを確認して、みんなのところに戻った。

『あれ？
アレン、何貰ったんですか？』

アレンがなにか握っていたので気になって覗いてみた。すると、アレンは手を開いて見せてくれた。

｢トランプですよ。今のビン底の人がくれました。｣

『ラビとクロウリーさんまぜてやりましょうよ』

｢あ！いいですね！｣

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