leaf ~D.Gray-man~ 3rd

Dark 6 ページ24

Aside

｢咎落ちっていうのは…

イノセンスとのシンクロ率が0以下の人間…
｢不適合者｣が無理にイノセンスとシンクロしようとすると起こるものなの…

“咎”は、使徒ではない者が神と同調しようとする罪なんだって……

今はもう禁止…されてるけど…
教団で行われていた実験を見たことがあるの。
エクソシストをつくる実験……
だからあの姿は知ってる。

でも、どうして…？

スーマンは適合者なのに、どうして咎落ちに？

彼に何があったの…？｣

震えながらそう話すリナリーを私はじっと見つめ、口を開いた。

『……行きましょう。こうしていても何もわからない』

私がそう言った。次の瞬間…

咎落ちとなったスーマンが回転し、アクマの群れを闇雲に攻撃し始めた。
その威力は絶大。近くにいたアクマはたちまち破壊された。咎落ちとなっても神の力に違いはないようだ。

｢なんて破壊力だ…！！
あの数のアクマを、一瞬で消し去った………！！｣

｢スーマンはアレンくんとAと同じ、寄生型の適合者よ… ソカロ元帥の部隊で 先日、襲撃に遭って消息不明になったって聞いたわ。
アクマが大群で現れたのも…彼の咎落ちを知ってなのかもしれない…｣

その時、私はこちらにスーマンの攻撃が飛んでくるのを見た。

『！！ 伏せて！』

頭上に攻撃があたり、岩やガレキが降って来る。

｢……助けなきゃ……

スーマンを助けなきゃ。｣

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