Dark 3 ページ21
Aside
大量のアクマを前に、船員たちは唖然とした。しかしすぐにマホジャさんの鋭い声で動き出す。
私は帆の上まで跳び、アレンの横に立った。
『私たちの足止めでしょうか…?』
「それにしても量が多過ぎる!」
__イノセンス発動!!
心で唱えると、たちまち右手は帯を巻くかのように形を変えた。
アクマが船に到達した時、私は違和感を感じた。
『…船を……』
__アクマたちは船を…見ていない?
ということは、足止めが目的ではない?
なら一体……
「何やってんだこいつら……
船を通り越してくさ…!?」
ラビも気づいたようだ。
エクソシストたちは一旦攻撃を緩め、こちらに反応を示さないアクマの群れを見上げた。
その時……
「うあっ!」
隣にいたはずのアレンが消えた。
『え…!?』
いや、消えたんじゃない……
__アクマに捕まった…!?
『アレン!!』
私が叫んでアレンを追いかけようとした時、ものすごい勢いで体が前に持っていかれた。
『あ……っ』
顔にあたる強い風のせいで目がほとんど開けられないが、飛んでいるような感覚を感じて気づいた。
__私も捕まった?
「ケケケっ!オレもゲット〜〜ん♡」
「あっ、ズルい!アイツは目ェいいからしょーがねェけどお前はズルい!」
「前のやつ、まだ殺してねェじゃん!こいつもとっとこうぜ?」
「「さんせ〜い!」」
機械音のような声からして、間違いなくアクマに捕まってしまった。
『……っ!』
早く戻らないと!
船には人が沢山いるのに…
怒りと焦りの感情が、私を駆り立てた。
Dark 4→←ばんがいへーん(ノ °ω° )ノ三 最終回!
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珱月(プロフ) - 亜月さん» ありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。 頑張って更新します! (2016年8月14日 18時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - 更新頑張って下さい! (2016年7月21日 17時) (レス) id: f4f75aec8b (このIDを非表示/違反報告)
珱月(プロフ) - 凛乃さん» ハジメマシテ(°▽°) いつもお読みいただき、本当に本当にありがとうございます(ノД`、) オチ有りですね…φ(.. )ご協力ありがとうございます´`* これからも、どうぞよろしくおねがいします! (2015年8月31日 21時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
凛乃(プロフ) - 初めまして!とても面白くて、いつも楽しませてもらってます!私はオチ有りがいいです!!できればアレンですかね~!長文失礼しました (2015年8月31日 17時) (レス) id: 8157c16726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珱月 | 作成日時:2015年8月20日 12時