ばんがいへーん(ノ °ω° )ノ三 2! ページ19
ずるずると移動すること5分くらい。
結局肩に神田さんの腕をひっかけて引きずるように運んできた。
なんとか神田さんの部屋にたどり着くことができ、よっこらと腕を一旦おろす。
『…重た……』
流石に男の人は重たい。そして今まで他人に触れることすら嫌だった自分が他人を、しかも男の人を担いで運べたことに感激。
__頑張れA、もうあと少しだ。
そう自分に言い聞かせ、神田さんの部屋のドアを開けた。
部屋に入ってまず思ったこと。
『うわ、なんにもない。』
本当に生活最低限のものしか置いてない。
きょろきょろとあたりを見回しながらベッドの方へ引きずっていき、どさ とおろす。
『ふぅ……』
__よし、これで多分大丈夫。
そう思って、部屋を出ようとした。その時……
がしっ
『は……えっ!?』
後ろから抱きつかれた…!?
誰に…って神田さんしかいない。
ていうか無理。触らないで触らないで…
『え ど、どうしたんですか……』
とりあえず私の肩あたりにある腕をどかそうと必死で引っ張ってみる。 …取れない!!
『神田さんほんと離してくださいお願いします』
頼んでみるも、反応がない。
__だめだ、嫌でも思い出す。
目に溜まっていた涙が今にもこぼれそうで、上を向いた。
『神田さんんんんん……』
結局諦めて、ベッドに座って離すのを待つことにした。神田さんは相変わらず後ろにくっついている。
__まぁ、そのうち離してくれるでしょ。
そう思って座っているわけなのだが、かれこれ2時間はこのままいる。そろそろ寝たいしお風呂にも入りたい…
そんなことを思っていた。すると…
ガチャ
ドアが開いた。
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珱月(プロフ) - 亜月さん» ありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。 頑張って更新します! (2016年8月14日 18時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - 更新頑張って下さい! (2016年7月21日 17時) (レス) id: f4f75aec8b (このIDを非表示/違反報告)
珱月(プロフ) - 凛乃さん» ハジメマシテ(°▽°) いつもお読みいただき、本当に本当にありがとうございます(ノД`、) オチ有りですね…φ(.. )ご協力ありがとうございます´`* これからも、どうぞよろしくおねがいします! (2015年8月31日 21時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
凛乃(プロフ) - 初めまして!とても面白くて、いつも楽しませてもらってます!私はオチ有りがいいです!!できればアレンですかね~!長文失礼しました (2015年8月31日 17時) (レス) id: 8157c16726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珱月 | 作成日時:2015年8月20日 12時