leaf ~D.Gray-man~ 3rd

poker 9 ページ11

Aside

お饅頭6つできつくなったお腹をぽんぽん叩いた。

『……太る。』

｢そんなに細いのに…｣

リナリーが苦笑した。

『で、どこに向かってるんでしたっけ？』

｢ここよ。

饅頭屋の店主が言うには、最近ここの女主人にできた恋人がクロス元帥なんだって。｣

｢なんて師匠らしい情報……｣

暗い顔でがっくりとしているアレンを見て、クロス元帥とはどんな人物なのかを想像した。

＿＿…どんな人かな。アレンの表情から見るに、険悪そうな人かな。それとも世話がかかりそうなひょろっとした人かな。もしくは屈強なムキムキマッチョ…？それはないか。

｢A？どうしたの？｣

あ、置いていかれる。

私は急いでみんなの後を追って、お店の裏に続く道へと進んでいった。









｢いらっしゃいませ、エクソシスト様方。

ここの店主のアニタと申します。｣

裏口に回って店内に入ると、綺麗な女性の方が出迎えてくれた。同性でも綺麗だと思ってしまうくらい美しい方だった。

｢さっそくで申し訳ないのですが、クロス様はもう ここにはおりません。｣





『｢｢え？｣｣』

｢旅立たれました。
8日ほど前に。

そして………｣

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