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poker 1 ページ1

Aside

『……。』

「………。」

アレンと待機中。

ラビはコムイさんに報告するため、電話機のところに立っている。

一方こちらは汽車の横で立っている。アレンはガラスを鏡にして左目を見ている。

『……あと3分ですね。』

「あ、ほんとですか?じゃあそろそろ乗りますか。」

『ラビが帰ってこないんですけど……』


ジリリリリリリリリ!!!

「あっ!ラビ!!
汽車が出ますよ!!」

ラビはゴーレムを掴んで走ってきた。ギリギリで汽車に乗り込んだ。

『クロウリーさんは先に座らせておいたのでここの席にいます。』

「おお!さんきゅーA……って……」

『さっきからこんな感じなんです。だから先に座ってた方がいいかと思って……』

クロウリーさんはどんよりとしたオーラを発しながらぐずぐず泣いていた。

「しょうがねェだろ、いくら説明しても信じてくんなかったんだから。」

「だが……っ」

朝は大変だった。

村に戻り、事情を話したのだが信じてもらえなかった。

「アクマを退治していただと!?そんなバカな話信じられるものか。

どっちにしろ、ワシらにとっちゃ化物だ。
出ていけ!2度とここへは戻ってくるな!!」

「去れ!」 「去れ!!」 「去れ!!!」

アレンとラビはクロウリーさんの肩に手を置いた。

でも、私は黙っていられなかった。

すたすたと村長の元に歩いていく。村人たちは私に槍や斧を向けたけど殺すなんて事この人達にはできる訳が無い。

『……大人の癖に、よくこんなマネができますね。肩書きだけの村長さん。』

「なっ、なんだとぉ〜〜!!?」

『なんですか?殺すんですか?そんなことが、テメェらみたいな腰抜けにできるんですか?できるなら自分たちでさっさとこんな吸血鬼殺してますよね?
なにもできねぇのにでしゃばってんじゃねぇよクズ共め。さっさと殺されてりゃよかったものをテメェらのためにこっちは傷を負ってんだよ。

わかりました?』(にこぉ)

「ひ、ヒィッ……!!」

私は親指をたてて下を向け、そして背を向けた。

poker 2→



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設定タグ:D.Gray-man , Dグレ , 珱月   
作品ジャンル:アニメ
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珱月(プロフ) - 亜月さん» ありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。 頑張って更新します! (2016年8月14日 18時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - 更新頑張って下さい! (2016年7月21日 17時) (レス) id: f4f75aec8b (このIDを非表示/違反報告)
珱月(プロフ) - 凛乃さん» ハジメマシテ(°▽°) いつもお読みいただき、本当に本当にありがとうございます(ノД`、) オチ有りですね…φ(.. )ご協力ありがとうございます´`* これからも、どうぞよろしくおねがいします! (2015年8月31日 21時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
凛乃(プロフ) - 初めまして!とても面白くて、いつも楽しませてもらってます!私はオチ有りがいいです!!できればアレンですかね~!長文失礼しました (2015年8月31日 17時) (レス) id: 8157c16726 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珱月 | 作成日時:2015年8月20日 12時

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