密室脱出ゲーム【おそ松さん】

と ページ4

Aside





……突然、ピッという音が聞こえた


何かと思うとテレビの電源がついたらしい


おそ松「…………


…密室…脱出ゲーム………」


……テレビにはそう書かれていて


細かい文字で説明が書かれていた


私は怖くてカタカタ震えていて、下を向いておそ松の手をぎゅっと握った


とてもじゃないけど今はテレビに映っている文字なんて読めない


…するとおそ松が


更に私の手をきゅっと強く握ってきた


おそ松「……大丈夫だから。大丈夫…。」


…おそ松はそれだけボソッと言って、画面の文字を読み始めた


おそ松「………あなた達は密室に閉じ込められました


2人で協力して一ヶ月以内に密室を脱出してください


ゲームを棄権する発言、ゲームのルールを無視、一ヶ月以内に脱出できなかった場合はゲームオーバーとなります


尚、脱出条件を満たすのは強制ではありません。棄権する発言をした場合はゲームオーバーですが、脱出するかしないかはあなた方お2人次第となります


………ゲームオーバーは


すなわち、死を意味します……」


…………は…？


死……？


思いもよらない発言に、私は耳を疑った


ただでさえ言葉だけで頭が破裂しそうなのに


死って…なんだ……？


おそ松「……まじかよ…」


………さっきみたいなドアが急に消えたり


こんなに手の込んだいたずら、あるはずがない


夢にしてはリアルすぎる


……これは夢じゃない、紛れもない現実で


私達は誰かのつまらないゲームに乗せられている


と言っても過言ではないのだ。


おそ松「………では…この部屋の脱出条件は…」


……いや、待てよ…


さっきみたいな条件なら…簡単にクリアしていけるはずだ


余計な不安を考えても仕方ない、私は微かな希望を信じ、テレビ画面に目を向けた


A「…………


……へ…？」


おそ松「………


…男が女の…耳を舐めろ…？;;」


______

死→←い

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