検索窓
今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:405,737 hit

美女薬*おそ松 ページ22

Aside




……耳を疑った


おそ松が私に、"ブス"と言ってきた


A「…はぁ?私ブスじゃ…」


おそ松「ブスだよ。すっげぇブス。」


なんなのこいつ、目玉腐ってんじゃないの?


私は反抗する様におそ松を煽り立てた


A「私がブスだと他のみんなブスになるよぉ?おそ松ひどぉい」


ケタケタと笑いながら


おそ松を……


おそ松「……あ?」


A「……っ…;;(ビクッ」


おそ松がいつもより低音ボイスで、鋭い目つきで私を睨みつけてきた


思わず身震いをしてしまった


A「…どうして


私可愛くなったのに」


可愛くなっても尚ブスと呼ばれる私は、一体何をすればいいんだ


イライラを通り越して涙が出そうになってきた


そんな時おそ松が、深いため息を吐いて


私に言った


おそ松「……お前さ


可愛かったよ」


……かわい…かっ……た?


過去形に目を丸くし、私はおそ松を見た


おそ松「どれだけ周りからからかわれても


お前は楽しそうに笑ってノリよく返したり


そんな友達と毎日仲よさそうに悪ふざけしたり


お前は自転車倒してる人がいて、倒した張本人が直さず帰って行っても


何も言わずにもくもくと片付けてたんだぜ?


困ってる人無視する様なお前じゃなかったよ」


……何よそれ


A「ブスって言われて快いと思うの!?」


…違う


私は別にブスって言われても、みんなと仲良くできて嬉しかった


A「大体悪ふざけとか小学生みたいなことばっかり私1人でやってただけじゃん…!」


……これも違う


友達もふざけて笑って私にノってくれた


A「…自転車?知らないよ…」


違う


自転車が倒れてたら私は片付けて


おそ松はため息ついて、仕方ないなって言って手伝ってくれてた


A「……私は…」


…ほんとに美女なの?


おそ松「A


お前はな、可愛いんだよ


性格もすっげぇよくてさ、自慢の幼馴染なんだ」


……そういえば


A「……っ…何それ…


馬鹿じゃん…私が可愛いとかっ…はは…」


おそ松は前の私に


ブスと言ったことが


一度だってなかった


おそ松「……泣くなよ、ブスになるぞ」


A「時すでに遅しだしっ…」


泣きながら笑う私を見て


おそ松もいつもの様に笑った


_____


まだ少し続きます

美女薬*おそ松→←美女薬*おそ松



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (364 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
573人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まねみー&むつ x他1人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年9月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。