本音薬*末松 ページ13
まねみー担当
トド松side
僕は同じクラスのAって女の子が好き
Aは十四松兄さんが好き
十四松兄さんは引っ越していった名前も知らない女の子が好き
これはよくある恋愛映画の恋仲関係であって
僕はこの関係が大嫌いだ
A「十四松君!トド君!またね!」
十四/トド「ばいばーい!」
僕らは割と3人仲が良くて、基本いつも一緒にいる
十四松兄さんは
Aの気持ちを知っている
トド松「十四松兄さん。Aじゃダメなの?」
十四松「…ん。俺にはどうしても待たなきゃいけない人がいるから」
自分に好意を持ってくれる人がいるのに、それに気づいているのに
僕はAのことが好きだから、いつまでも過去をズルズル引きずる十四松兄さんにとても腹が立っていた
トド松「……はぁ。
あのさ十四松兄さん、少しはAの気持ちも考えてあげてよね。
知ってるなら知ってるでAにちゃんと言わないと、いつまでも十四松兄さんに恋するAがかわいそうだよ、」
僕が説教っぽく言うと、十四松兄さんはだんまりになってしまった
…きつく言っちゃったかな
トド松「……ごめん、ちょっと言い過ぎ…」
十四松「トド松」
僕が謝ろうとすると
トド松「…?」
十四松兄さんは僕の方を見て、ニコッと微笑んだ
十四松「Aはさ、トド松に任せるよ」
…え
トド松「ちょ、な、何言ってんの十四松兄さん…」
もし今言った十四松兄さんの発言の意味が僕がとらえたものと同じであれば
……十四松兄さんは
Aをなんだと思っているんだ?
十四松「……僕はやっぱあの子が好き
トド松がAを幸せにしてあげて、僕じゃできないから…」
…あぁ。
そうか
トド松「……
…呆れちゃったよ十四松兄さん。
いいよ?僕がじゃあAのこと貰うから」
…僕はいつも
Aは十四松兄さんのことが好きだから我慢してきた
ほんとは知ってるんだ、十四松兄さんはあの子のことを引きずってるだけであって
本当はAのことが好きなんだ
自覚してないだけで
僕は自分のことを我慢して、Aと十四松兄さんをくっつけようと耐えてきた
どれだけ辛くても
でももう、そんな十四松兄さんの為に我慢しないことにした
十四松「…と、とどま…」
トド松「十四松兄さんは自分に嘘つきだよね
……僕はAが好きだから
好きってこと昔からわかってるから
十四松兄さんに渡さない」
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作者名:まねみー&むつ x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月21日 20時