10話目 ページ10
あつしside
______ガラッ
A「……案外広いね、松野家のお風呂」
あつし「そうだね、なんで普段から銭湯行ったんだろ。」
A「銭湯が好きなんじゃない?」
あつし「単純だなぁ」
……何年ぶりだろうか、妹と一緒にお風呂に入るのは
あつし「……っ…お、俺先に湯船浸かるから体とか頭洗って……」
…Aが洗っている間、ずっとそっぽを向いていよう
そつ思いながら俺は湯船の蓋を開けざばっと入った
A「?う、うん」
さっきAは、俺は兄貴だから大丈夫だと言ったが
……俺は…正直微妙だ。
だってAだって女の子なんだから
…女の子と一緒にお風呂に入るのは緊張する
あつし「……っはぁ…」
俺は色々考えることをやめ、黙って温もった
A「…チョロ君、大丈夫かな。」
少ししてからAが呟いた
…チョロ松君、確かに心配だ。
明日、もしくは今日の夜中に誘拐されるかもしれない
あつし「…大丈夫に…俺達がさせてあげるんだよ。」
チョロ松君も不安だと思う。
だからこそ、今夜と明日は絶対チョロ松君を1人にしてはいけない
A「……だよね、そうだよね。」
Aの返答に、俺はこくっと頷い
______ザバッ
………た…?
A「お兄ちゃん次、交代」
……
…関係ない話だけど
A「……?どうしたのお兄ちゃ…」
………うちの妹は……
あつし「……A…
……お、俺の上に座らないで……タオル…巻いて…」
…少し警戒心を持った方がいいと思う。
A「…あ、そっか。お兄ちゃん出れないか」
______
.
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チョロ松「………っや…やめ……ろ…」
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チョロ松「……お前…だっ……たんだな……」
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チョロ松「っ僕の弟は無事なんだろうな!?;;」
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「…………さぁ
……お前の行動次第……だなぁ……………?」
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______ゴッ
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「………
……あと
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×人」
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