Will you Marry me? (ページ35)

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「おはようございます」

まだ朝の8時だというのに騒がしい控室の扉を開けると、相葉さんがニコニコしながら出迎えてくれる

相葉「来た！！」

「なんですか？朝からうるさいよ、部屋の外まであなたの声が聞こえてますよ」

相葉「うそ！？やばっそんなに俺の声大きかった？」

櫻井「まぁいつもよりテンション高めだなと思うぐらいには」

相葉「本当に？ごめーん！！」

相葉さん、もうその謝る声がデカイんすよ

相葉「あっ！ニノ！！」

「なんですか？」

椅子に座ってゲームを始めようとする俺の真横に相葉さんが体を寄せてくる

「いや、近いよお前」

相葉「ひゃはははもうすぐ誕生日でしょ？何か欲しいもんある？」

なんかこの会話この前もしたな・・・あれはAとだったけど。

「今日行って今日用意できんの？俺の誕生日明日ですけど？」

櫻井「もう間に合わないね」

相葉「いや、気持ちだけは今日渡すつもりだったよ？」

大野「ははっ相葉ちゃんらしいね」

あれから、もう2週間も経ったのか

男の余裕を見せるために返事は誕生日まで待つよなんて言ったけど、誕生日が近づくにつれて気が気じゃなくなっていってた

その間もAに会ってたけど、プロポーズの返事をくれる気配は全くないし、『物は要らないって言ってたから』て、すげぇ小さい何か分からないプレゼントだけくれたけどさ

俺、物は要らないけどAが欲しいって言ったつもりなんだけどな

分かってんのかな、あいつ

このまま俺のプロポーズを流そうとしてるんじゃねぇかなって疑ってしまう

スタッフとの打ち合わせを終えたJが資料を片手に部屋に入って来る

松本「おはよう」

「「「「おはよう」」」」

収録は途中まで順調だったのに、午後に入ってから機材トラブルで2時間ほど押した

22時には終わる予定だったのに、ようやく収録が終わりスタジオの時計を見ると、もう日付が変わっていた

相葉「予定より長引いちゃったね」

櫻井「そんな事より、ニノ！！誕生日おめでとう」

「あ、ありがとうございます」

楽屋に戻るとメンバーから祝ってもらい、準備の良い潤くんと翔ちゃんからは誕生日プレゼントをもらった。

2人とも俺が出不精なのをよく知ってるから、翔ちゃんは服を、潤くんはスニーカーをくれた

「ありがとう、すぐ使うよ」

2人にお礼を言って、携帯を見るとAからメッセージが来ていた