Will you Marry me? (ページ32)

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「聞こえてる？A」

『・・・聞こえてる』

「ふっビックリして声出ない？」

『・・・すごい・・・ビックリしてる』

あの特徴的な右の口角だけをキュッと上げた笑みを見せる

驚いて頭の中が真っ白で、どうすれば良いか分からないっていう人生初めての状況で

「急かすつもりはないからさ。

返事は・・・そうだな、俺の誕生日までに聞かせてくれればいいよ」

和くんは驚き過ぎて固まってるわたしにチュッと小さくキスをして、テレビを見始めた。

その夜はベッドに入ったけど、なかなか眠れなくて、愛してる人に結婚しようと言われたのに、どうしてすぐに『はい』と言えないのか、自分が自分で不思議だった。

和くんからプロポーズしてもらった日から2日後、半年ぶりの丸1日OFFでIMALUと一緒にカフェに午前中からカフェにきていた

IMALU「何かあったでしょ」

『何が？何もないよ？』

嘘はついてませんよをアピールをするために向かい側に座るIMALUの瞳をしっかり見てから、自分のアイスミルクティーに口をつけるけど、前からものスゴイ強い視線を感じる

『めっちゃ見てくるじゃん』

IMALU「生まれてからずっと一緒にいるんだよ？それでごまかせると思ってる？冗談でしょ」

・・・やっぱりIMALUには通用しないか

覚悟を決めて小さく息を吸って親友を見る

『誰にも言わないで』

IMALU「その前置き要らないから」

今日はグイグイくるね、IMALU

『プロポーズされた、2日前に』

IMALU「・・・確認するけど、二宮さんにだよね？」

『そうだよ。全然予想してなくってびっくりしてる』

IMALU「その場でOKしたんでしょ？」

『・・・・』

自分でも何故あの場でYESと返事をしなかったのか

IMALU「しなかったんだ。何が引っかかってんの？」

『・・・大丈夫かなって、不安で』

IMALU「何が？」

『まだ付き合って1年経ってないし』

IMALU「でも4年間お互いに好き同士だったんでしょ？」

『それは・・・そうなんだけど』

IMALU「Aはさ、頭良いから色々考えすぎるんだよ。2人が結婚したら誰かに迷惑掛けるとか、他の嵐のメンバーは大丈夫か？とか思ってるんでしょ？」

『・・・』

IMALU「言っとくけど、男がプロポーズするってすっごい事なんだよ？簡単に言える事じゃないと思う。 Aがいま思ってる心配は、二宮さんがもうずっと前から考えてるし、それはAが心配することじゃない」