Will you Marry me? 4th season (ページ14)

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二宮夫婦についてのある親友の考察ページ14

私とAは生まれた時から一緒だった

本当に生まれた時から一緒だった

生まれてすぐのAと２ヶ月先に生まれていた私が一緒に写っている写真もある

実家にあるアルバムを開けばAが写ってない写真を探す方が難しいくらい

それぐらいずっと一緒にいた

中学生になればそれなりに反抗期もあったけど、私からすればAの反抗は「それ、反抗期なの？」と疑うほどのものだった

私の母と父は私が３歳の時に離婚した

それでも絶縁にならなかったのは両親の人柄によるものが大きいと思う

小学校３年生ぐらいから１、２ヶ月に１回程度の頻度で父の家に泊まりいくこともあった

１人で行くのは何となく心細くて、照れ臭さもあって、それをAに話したら『わたしもボスの家で遊びたい！』と当然のように言ってくれた

それからは２人で泊まりに行くのが恒例行事になっていた

ボスもAの父も、お互いの娘を自分の娘だと言って可愛がってくれた

それが言葉だけでないと実感したのはあの時、Aのお父さんが亡くなった日のことだった

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『・・・お父さん、間に合わなくごめんね』

勘三郎さんが亡くなった日もAは撮影が入っていて、実の父親の死に目に立ち会えなかった

家に帰ってきた勘三郎さんの遺体に寄り添って、Aは静かに涙を流していた

人から慕われる人柄だったから弔問客も多くて、娘と言えどいつまでも側にはいられなかった

2人でAの部屋にいると、珍しく硬い表情のボスが入ってきた

「2人とも大丈夫か？」

私は大丈夫だけど、Aはと思って隣を見ると

『・・・・・大丈夫、覚悟してたから』

真っ赤な目をしながら、力なく数回頷いた

「今が一番大変な時や。無理せんでええ。

一人になるのが嫌やったら、いまるの所でも、俺の所へ来てもええ。もちろん、大竹さんの所でもかまへん。

お前らは嫌かもしれへんけど、俺はお前ら2人とも自分の娘やと思ってるから。

父親がもう1人おると思ったらええ、お前も俺の娘なんやから」

この言葉を聞いて私まで泣いてしまった

ボスが父親でよかった、Aも笑って同じことを言ってた

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Aと二宮さんは知り合ってから付き合うまで5年もかかった

というより2人で5年かけて付き合ったという方が正しいのかも

2人が付き合ってることを知ったボスは開口一番で「・・・嘘やろ」と地声で呟いた