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そして挨拶も終えたからと立ち上がろうとすると、奥に座る刀剣が声をかけた。
「お主が新たな審神者か……要らぬと言ったのだがなぁ？」
管狐「三日月様、審神者は必ず必要な存在です。審神者が居なければ刀剣は人の身を保てなくなりいずれ刀に戻ってしまいます」
三日「それがどうした？人間はもう懲り懲りだ」
目の前で話される内容を右耳から左耳へと聞き流し、よっこらせと今度こそ立ち上がった。
すると何処に行くんだと言われ立ち止まった。
『私も、誰とも関わりたくないので部屋に籠らせていただきます。それに貴女方も私を嫌っているようですし、私も嫌い。というよりかはもう誰とも関わらず、死にたいので。
安心してくださいっ、私が関わることはありませんのでっ！！』
ニコニコと上手くなった作り笑いを貼り付けるとこんのすけにベチンと頬を尻尾で叩かれた。
微妙に痛いようで痛くない、モフモフの尻尾で叩かれるご褒美のような感じがした。
管狐「審神者さまっ！言っていいことと悪い事がございます！死に急がないで下さいと政府でもさき程も釘を刺されたじゃないですかっ！！」
『だって死にたいし、邪魔してきたのそっちでしょ。私はさっさと亡くなって、海でも山でも良いから埋めてほしーの』
ぎゃいぎゃいとこんのすけと言い合いをしていると、奥に座る三日月と言われた者が「はっはっはっ」と笑い声をあげた。
その笑い声により、こんのすけと私の言い合いはピタリと止む。
三日「審神者よ、こっちに来い」
断りたくても断れないオーラを醸し出されて、渋々従い近づくとグイッと顔を掴まれ目の前に整った美形の顔が広がる。
彼のの瞳には綺麗な三日月がうかんでいるのが良く見え、わかる。
三日「ほぉ……愉快な奴を連れてきたなぁ」
管狐「はわわわわっ……」
ジロジロと見られ「うげぇ〜……」と内心思いながらも筋肉に何故か力が入り固まる。
そして三日月は鼻で笑うと顔を掴む手を離す。
三日月「気に入った。審神者」
『…はい？』
三日月「お前をこの本丸に住むことを認めよう。そして俺が死ねと命じたらその時は死ぬのだ、良いな？」
『…え？殺してくれるの？大歓迎っ！』
「「は？」」
先程のこんのすけとの言い合いで性格を理解した三日月は「くっくっく」と笑うが、全くわかっていない者達は危険な物を見るような、ゴミを見るような目で私を見た。
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こころ - 更新されてる？！有難う御座います…！！！！これからも待ってます！ (2023年1月22日 8時) (
レス) @page28 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新まってます…！ (2022年10月29日 10時) (レス) @page25 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年10月26日 19時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
やよ - すっげぇ好き……え、めっちゃ好き……え、えぇ好き……(語彙力)更新まってます！！ (2021年9月17日 15時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年9月12日 3時
