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様子が可笑しいこんのすけ。
太鼓鐘が疑問に思っていると、堀川達も気が付いたのか太鼓鐘に抱き上げられる様にして持たれるこんのすけの首を摘んで持ち上げた。
するとこんのすけは「ふぁっ!?」と素っ頓狂な声を上げ、堀川達を見る。
太鼓「お前……」
こん「…は、はい?」
山姥「何か知ってるだろ?」
堀川「知ってる事は言った方が良いですよ、主に関することなら」
にっこりと微笑んでいるが目が笑っていない、冷たい眼と合うとこんのすけはダラダラと汗をかく。
そしてこんのすけの首にカチャリッと刀を刃を向ける者が。堀川達はその刀を見て目を見開いた。
三日「管狐よ、ここで首と胴が離れるのは嫌だろう?燭台切」
燭台「え、うん?」
三日「キツネ鍋の準備をしといてはくれないか?今夜は狐が食べたくてなぁ」
燭台「…そうだね、僕も今夜はそれが良いんじゃないかと思ってたから」
ニコニコと微笑みながら怖い事を言う三日月と、チラリとこんのすけを見て微笑んだ燭台切をこんのすけは青ざめながら交互に見てはジタバタと暴れた。
管狐「わ、わたくしを食しても美味しくはございませぬっ!!燭台切殿ぉぉ、どうか厨の方へはっ!;」
堀川「だったら、隠してる事を教えて下さい」
太鼓「お前何隠してんだよっ!?」
こんのすけは「ひぃっ」と声を上げると、ポンッと煙を立てていなくなる。
するとこんのすけは安全だと判断した山姥切の足元に身を隠していた。
だが、山姥切は足元にいる毛むくじゃらを何処から取り出したかは分からないが紐で両手足を素早く縛る。
管狐「…へ?」
山姥「三日月、こいつは取り敢えず吊るしとくか?」
三日「そうだな」
管狐「おやめ下さいっ!!わたくしは食用ではございませんっ!全てお話するのでっ……!」
こんのすけの言葉を聞くと三日月は目を妖しく光らせて笑い刀を鞘にしまう。
三日「言ったな?」
太鼓「さっさと教えろっ、主の身に何が起きてるんだ」
刀剣達の気迫にこんのすけはおされながら、ぽつりぽつり話し始めた。
管狐「恐らく、あと半刻以内に主様にかかった呪を……解けなければ主様はこのまま、二度と目を覚ます事は無いでしょう」
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ズビッ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟!!素敵な作品ですね!更新頑張ってください!! (2021年11月22日 18時) (レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます! (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです!続きを待ってます!(*´ω`*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます! ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです!ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します! (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:塩こんぶ | 作成日時:2021年8月18日 23時