【銀魂】今日は部活なので。 (ページ9)

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ずっと、このままで【高杉晋助/吹奏楽部】(ﾘｸ) ページ9

「高杉先輩、この音ってここであってます？」

「ちょっと音出してみろ」

現在、個人練中で、高杉先輩にいろいろ教えてもらってます。

ちなみにパートはコントラバスです！

「もう少し手、開けねぇか」

「ちぎれます」

「ならそのまま少しだけ下にスライド」

「ラジャ」

うん、コントラバスって結構大変なんですよ！

デカいし、重いし、手が痛くなるし。

あと、木で出来てるから日光に当てちゃダメ出し。

The contrabass is made of wood.

このコントラバスは木で作られています。

あってるかな？

「よし、じゃあここ、合わせるぞ」

「はい」

最後のコンクール。

もしかしたら1か月で高杉先輩とのこの素晴らしい時間はなくなってしまうかもしれない。

ダメだ。絶対全国までいくんだ。

ずっとずっと、高杉先輩と一緒にいたいから。

もっと練習しなきゃ、もっともっと、上手くならなきゃ！

・

朝。

誰も登校していないであろう。

よし、練習だ！

ゆっくりと音楽室へ向かう。

すると近づくにつれ、音が聞こえてきた。

……まさか

「た、高杉先輩！？」

「おう、今日は早いな」

「ななな、何でここに……」

「お前と同じだよ。もっと上手くなりたくてな」

高杉先輩……

「そうですね」

ここで終わっちゃダメだ。

どんなに弱くても、意味のない努力なんてない。

この努力が本当に報われるかはわからない。

でも、

努力もしないで後でグチグチ言いたくない。

ずっと、高杉先輩の隣にいたい。

【――あなたの為なら、なんでもできます】