12. ページ13
「うわぁ‥‥凄い‥‥」
思わず声をこぼした。
「‥‥さすがA財閥‥‥」
「‥‥ケタが違うな。」
みんなも驚いているみたい。
私たち探偵チームkzはみんなでA財閥のパーティーに来ていた。
私は綺麗な菜の花色のドレスを着れただけで満足だったんだけど、こんな豪華な所に来るのって‥‥もう一生ないんじゃないかと思う。
ママと奈子は一緒に行動してて、お兄ちゃんは友達がいたみたいでその人と、パパは社長さんらしき人と話をしていた。
「‥‥なるほど、そういうことか。」
翼と黒木君は何やらニヤニヤしていて、さっきからどうしたの?と聞いても、後で分かるよ、とはぐらかされる。
‥‥どうしたんだろう。
「今日は面白い出会いがあるよ。」
うーん、わからない。
そのとき、
『会場の皆様、間もなくA財閥代表取締役社長、A朔朗がご挨拶を申し上げます。中央の階段にご注目ください。』
私たちを含む全てのパーティーに来ていた人が、中央の階段に注目した。
パーティーはホテルのエントランスのようなつくりになっているところで行われているんだけど、その中央には立派な階段がある。
そして、A財閥の代表取締役社長らしき男の人がそこをのぼった。
『えー、皆さん、こんにちは。私はA財閥の代表取締役社長、A朔朗と申します。今回は私の海外からの一時的な帰国ということで、様々な情報交換が出来れば、と思い、企画しました。また、将来の日本を担う子供たちも多く参加してもらっています。子供たち同士、親睦を深めてください。それでは、これで挨拶とさせていただきます。』
社長さんが礼をすると、拍手が起きた。
すると、司会の人が口を開いた。
『それでは、ここからお子様たちは別室となります。使用人が連れていきますので、そこへお願い致します。』
「僕ら、別室だって。」
「‥‥チッ、子ども扱いしやがって。」
「まあまあ。取り敢えず移動しようよ。」
私たちは使用人さんに連れて行かれ、別室に向かった。
・
your side
私と同級生ぐらいの子たちが別室に連れて行かれた後、司会の人に促された。
『それでは将来のA財閥の代表取締役社長となる、AAさんに素晴らしいヴァイオリンを演奏してもらいましょう。』
そうして私の大して面白くもない、演奏が始まった。
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミナ @サブ(プロフ) - 教えてくれてありがとー (2018年6月1日 20時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
橘美月(プロフ) - 14が2個あるよー (2018年5月29日 20時) (レス) id: 5e15558c97 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミナ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/erijya/
作成日時:2018年4月29日 14時