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得点が追加されプレーが途切れたところで、陵南は再度魚住さんを投入した。




しかしプレーを見ているとなにやら様子が変だ。

この"変"というのはどこかが可笑しいとかそういうことではなくいつもと違うような感じ、ということ






とても洗練されたプレーを見ているようで




木暮「あっ!!!」


魚住さんはファールギリギリのプレーで赤木先輩を引き付け仙道さん→福田とボールを繋ぎやっと陵南が得点した。


そのゴールは今までの得点とは違う、意味のあるものだと直感した














まるでトリガーを引いてしまったかのような。









陵南ベンチは今日イチと言っても良いぐらいの盛り上がり、越野なんて両手を挙げて喜んでる。


『(さっきも思ったけど、越野って意外と感情表現の仕方豊富だな)』









「点を獲りにいってやる」


プレー開始の合図の後にしっかりと聞こえた仙道さんの声、そこからの仙道さんのプレーは例えるならば私の幼なじみのような。



最後に彼のプレーを直接見たのは去年のインターハイだったけど、今でも鮮明に頭の中に強く残り脳にこびり付いている。

言い方は良くないけど、クソって思った。




『(2人とも、味方ならとても心強いんだけどね)』




仙道さんはファウルを貰いながらも点を決め、フリースローを決め、みるみるうちに点差は10点差。







『赤木先輩、3つ目だ。』




これで湘北は、流川以外のプレイヤー全員が3つファールを取られていることになる。







心配も危惧も、全部現実になってきた。

ファウルでもいい、と強気なプレーで仙道さんを止めようとした流川はスラリと躱され得点。


ムキになった流川は無理やりリングにボールをねじ込んだおかげで、陵南との点差は開いていく。






次のプレー、仙道さんはまたファウルを誘うシュートをねじ込んだ。


そうして笛が鳴った。



木暮「マズイ、宮城が4ファールだ……!」









『次、プレー途切れたらタイムアウト取る。
この流れを断ち切らないと。』


仙道さんは相変わらずノリノリのプレーを披露し、点差を縮めていく。

そうしてそんな仙道さんに応えるようにディフェンスが固くなる。


4ファールだってこともあり、湘北はみんなガツガツ行けなくなっている。
対して4ファールを取られているハズの魚住さんはとても良い動きをしている。






『(ここで差が出るのか……)』

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作者名:HAL | 作成日時:2023年2月3日 2時

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