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『っと………テーピング補充して
うわぁ…ガーゼもテープも切れそう。』
救急箱の補充、スグに終わるだろうと考えていたけれど思ったより中身はスカスカだった。
三井「大変そうだな」
『マネージャーですし、このぐらいは当然だと思うんですけど…』
三井「偉いな」
よし、次からはチェックシートを作ろう。
今決めた。
そういえば、と何かを思い出したように三井さんは私に質問を投げかけてきた。少し嫌な予感。
三井「湊って陵南の仙道と知り合いなのか？」
『ええ、知り合いですけど』
三井「仲良いのか、」
眉を下げてそんな事を言う。え、何で……
『まあ、仲は良いんじゃないですかね？
2人で一緒に出掛けることもありますし…』
三井「2人でっ？！？！」
『え、何か変なこと言いました………？』
三井「いやその、……俺が無理矢理宮城から湊のこと聞いたんだけと、男と2人でも、大丈夫なのかと思って
あー、悪気がある訳じゃねえんだ、でももし何かあるなら俺も力になりてぇなと思ってさ…」
『別に構わないですよ、そのとき私も少し聞いてたので。
仙道さんはずっと私のこと見守ってくれる人です。昔っからずっと。』
"あのとき"よりさらに昔を思い出す。
『ふふっ、思い出したら笑っちゃう』
三井「そうか」
『あ、やば言い忘れてたことあるんですけど、
赤木先輩も安西先生も帰っちゃったし、三井さんに伝えといてもいいですか？』
三井「ん？何だ？」
『わたし、明日海南行ってくるので部活お休みします！』
三井「おお、分かった。」
荷物をしまいながら返事をしてくれる、なんだかんだ優しくて、でもたまに怖い。
「ハ？」
『あ、え？』
私は私の作業を続けていると後ろから腑抜けた声が聞こえてきた。三井さんだった。
「待て、今何て言った？」
『明日、海南行って来るので部活お休みします？』
「海南ッ！？！？」
『ハイ』
「何でだよっ！」
『え、牧さんからオッケー貰ったので……』
「いやっ、意味が分からねえ！！」
『知り合いなんですよ、牧さん。
あと父が以前海南でコーチやってたので、その繋がりで海南の監督さんからも面倒見てもらえてるというか』
「だとしてもどーしてそうなる！？」
『初戦だし、スパイして来ようかなと、思って……』
あの後、しっかり説教された。予め伝えておきなさい！だって。
なんだかお母さんに怒られてるみたいで笑っていたらまた怒られた。
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
