あたしは○○○○

おまけ ページ14

-理鶯side-

これは小官の両親から聞いた話だが、小官たちの前に住んでいた家族の一人娘が病気で昏睡状態になっている、との事。

小官はその話が気になり、家の色んなところを探した。

『む？これは？』

小官が発見したのは小さな本だった。

形からして日記のようだ。

小官は日記を開いた。

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○月○日
私の病気はどんどん進行しているらしい。
こんな病気無くなっちゃばいいのに…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー○月○日
私の病気の進行によって、私の記憶が低下している、と先生から言われた。
記憶が無くなるの、嫌だな…
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○月○日
時々パパとママの名前を忘れてしまう。
お願い、これ以上私の記憶を奪わないで…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー○月○日
私の名前も少しずつ忘れてしまう。
忘れないようにここに私の名前を置こう。

"A"
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○月○日
日記もこれで最後。
長期入院になっちゃった。
○○病院の402病室はとても綺麗な景色が見えるらしい。どんな所だろう？私の名前は忘れてしまったけど、これから先が不安もあるけど、病気を治すために頑張らなくちゃ
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日記にはこれくらいしか書かれていなかった。

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