黒執事◆◇日本からのお客様◆◇

その令嬢 特異 ページ24

シエル自室…──


シ)「デスサイズを奪ったのは初代当主…」

セ)「そして死神は100年前彼女にデスサイズを向

けたことからグレルさんの言っていた死亡予定を

無視している人間というのも…」

シ)「その当主か…」

國)「はい」

シ)「國」

國)「?」

シ)「初代当主は殺した屋敷の者の魂をなぜ

“半分”しかとらなかった?」


セ)「獲らなかったのではなく獲れなかった」


シ)「? どういうことだ?」

國)「! セバスチャンさん…あなた」

セ)「ええ 初めてお会いしたときからなかなか美味

しそうな香りがしました…お嬢様から」

まだ頭にはてなを浮かべるシエル

セ)「お嬢様は類い稀な特異体質なんです」

シ)「どんn「(((；゜Д゜))ギャァァァァァァｯ!!!」

何だ!!!?」

國)「ｯ((ﾋﾟｸｯ!」

にょきっ!

シ)「(耳と尻尾!?Σ(￣□￣;)」

國)「つい…(・ω・;;)ゞ」

セ)「お嬢様のお部屋からです!」

國)「結界に誰かが…」

シ)「行くぞセバスチャン!」

セ)「Yes my load」


Aの部屋…──


國)「＜解!!＞」

ﾊﾟﾁｯ

國が結界を解き中に入る

國)「お嬢様!」

シ)「!? 何だ…これは…(A様が淡く光っている!?)」

セ)「やはり…」


グ)「あ〜(-""-;)やっと入r…ってセバスちゃん///」


國)「死神!」

シ)「お前か結界に触れたのは!!」

セ)「何のご用ですかグレルさん(-_-)」

グ)「何よ〜!揃いも揃って嫌そうな顔しないの!!

私は街で起きてる死亡予定者以外の人間の死亡が

多発してるから調査に回ってただけよ(￣^￣)

そしたら勝手にシネマティックレコードと魂がと

んでってこの娘の中にするっと入って消えるんだ

もの びっくりよ」

シ)「他者の魂が入って消える!?」


セ)「それこそがお嬢様の特異体質…」


國)「…“魂を誘う”体質です」


シ)「…魂を誘う…か なるほどな それならば初代

が魂を半分しか獲れなかったことも説明がつく

お前がA様を“美味しそう”という理由もな」

グ)「お、美味しそう!?セバスちゃんダメ!!こんな

小娘より私を食べて!」←

國)「なｯ!お嬢様の魅力は貴女より万倍上です!殿

方が誘われるのも無理ありません!」←

セ)「國さん 乗らないで下さい(-_-)」

國はAの元に歩み寄った


國)「薫様の目的は魂を狩り罪を償うこと…故に

魂を誘い取り込むA様は邪魔でしかない…


そのうち嫌でもお嬢様を狩りに来る」

その令嬢 無知→←その死神 不運

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