口付け ページ20
〜会津にて〜
兵士「！！よ、黄泉さん！？」
会津の門前につくと、気づいた兵士が姿勢を正した。
兵士「お帰りになられたのですか。」
貴女「あぁ、遅くなって悪かった。
お勤めご苦労。」
兵士「は、はい。」
俺に労いをかけられ、兵士は僅かに顔を赤めた。
兵士は門を開けると俺達を通して中に招き入れる。
原田「黄泉、今会津はどういう状況なんだ？」
貴女「・・状況は決してよくはない。」
歩きながら、俺は原田殿の問いに答える。
貴女「正直、会津を守れる自信がない。
それこそ、俺も・・」
生き残る自信がない。
そう言いかけたが、それ以降、口を開かなかった。
原田「A・・」
貴女「？」
本名で名を呼ばれ、振り向いた瞬間、俺は力強い腕に抱きしめられていた。
驚きはしたが、抵抗はない。
不思議と心地よさまで感じた。
原田「俺が必ず守る。
だから、お前も弱気にはなるな。」
貴女「・・・。」
一瞬、人目を気にしたが、誰の気配を感じなかった。
俺はぎこちなく、原田殿の身体に腕を回した。
それが肯定になり、原田殿は僅かに微笑む。
原田「A・・」
貴女「！？」
顎を少し持ち上げられた瞬間、唇と唇が合わさった。
はじめは軽い口付けだったが、
次は後頭部に手を置かれ、強く唇が合わさる。
しばらくそうしていたが、
唇が離れ、回していた腕も離れると汗ばんでいた所に風が触れ、
僅かに肌寒く感じた。
原田「約束だ。」
頷く代わりに俺は微笑んだ。
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岬鬼(プロフ) - 優鬼さん» 優鬼さん＞ありがとうございます！そう言ってもらえると、とても嬉しいです！ 長い小説でしたが、最後まで本当にありがとうございました！ (2014年11月27日 18時) (
レス) id: 744b28cc5d (このIDを非表示/違反報告)
優鬼 - ヤッバイですね！面白すぎです！！そして左之、カッコよすぎです////////マジ最高でした♪これからも頑張ってください！！ (2014年11月27日 15時) (レス) id: 830e7431bc (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - 紘斗さん＞そ、そんないい話だなんて言われてしまうと、顔がニヤけてしまいますよぅ！ 私自身も左近の忠誠心はとても気に入ってます！ 感動していただけて本当に光栄です！！二度も読み返して下さって本当にありがとうございました！！ (2013年7月28日 20時) (レス) id: 37539a4d10 (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - 二死衣紅さん＞ありがとうございます！！ 感動していただけて、とっても光栄です＾＾ 今後とも、薄桜鬼中心で頑張っていきますので、またどこかで会いましょう！ 本当に最後までありがとうございました！！ (2013年4月5日 18時) (レス) id: eaf7bf97fc (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - 心愛さん» 心愛さん＞そ、そんな感動しただなんて・・・ こちらこそありがとうございます！！ 本屋に売ってそうなんて大袈裟ですよ＞＜ でも、そう言ってもらえて光栄です！！本当にありがとうございます！！ (2012年8月21日 10時) (レス) id: bce9faa789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：岬鬼 | 作成日時：2012年5月18日 22時
