３話 ページ4
＊
時は流れ、放課後
生徒たちが帰路に着き、学院が静かになった午後六時
私達五人は生徒会室に集まることになった
会長とは三年間クラスが同じで、席も隣同士だった
最初こそはアイツにも猫をかぶっていたし、アイツも私に猫かぶりをしていた
だが、二年の春
アイツが新入生の女子に肩を触られた瞬間、誰にも聞こえないように舌打ちをしたのを私は聞いた
それをいじるとアイツは本性をさらけだし、さらには私の猫かぶりまで暴いてきた最低野郎なのだ
が、しかし、勉強面では良きライバルだったので本性については気にしていなかったし素を出せるのはとても楽であった
でもでもでも！私はこの学院で会長になるために三年間を過ごしてきたんだ
悔しさや劣等感が混じった感情で胸を締め付けられる
そんな心境のまま生徒会室に着いてしまった
勢い任せにドアを開く
「一ノ瀬てめぇ！！！！」
「私が会長になるはずだったのに何邪魔してんだよ！！くそ野郎！！」
もう私以外のメンバーは揃っていて、私の本性を知らない三人は目を見開いて私を見ていた
まぁ、当たり前だろう
大和撫子と呼ばれていた私が暴言を吐き、足を会長用の机に乗せている
大和撫子なんて言えたものでは無い状況
しかし等の本人は此方を向いて鼻でふっと笑うだけで微動だにしなかった
彼方「まぁまぁ、落ち着けな？朝霧さん」
彼方「俺はもう本性出してるからちょうどいい機会だったね」
「…は？」
話を聞くと、仕事をしていく上で、私たちに猫かぶりをしているとストレスが掛かると言うことで、本性を出したそう
私は元々知っていたから驚きもしなかったが、彼らは驚いたらしい
今の状況と御揃いなんだろう
そして一ノ瀬は再び口を開く
「俺、この肩書き欲しかっただけだしな〜。正直仕事めんどくさいや」
その言葉で私も含め、会長以外の全員が目を見開いたのは言うまでもないだろう
ラッキーカラー
あずきいろ
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あ - 神作なんですううううううううう(´；ω；`)続編読みた(´・ω・｀) (8月20日 22時) (
レス) @page50 id: 36dd8808f1 (このIDを非表示/違反報告)
朱桜よろん - まみさん» 圭くんはかわいらしい見た目だけど生徒会メンバーの中では一番男らしい、というイメージで書いております(笑)とても嬉しい一言ありがとうございました！ (2020年9月14日 22時) (レス) id: 2b49e23bab (このIDを非表示/違反報告)
朱桜よろん - 凛@昆布教さん» メンバーを大切にしてなんぼなんでしょうね…！続編移行しました♪ (2020年9月14日 22時) (レス) id: 2b49e23bab (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - うおっほ、圭くんかわよ。かっこいいって言われて顔赤くなるとか…かわよ。いや生徒会最強かよ。作者さんの作る作品全部神作…最強かよ。更新頑張ってください…！ (2020年9月7日 23時) (レス) id: 30076484ac (このIDを非表示/違反報告)
凛@昆布教(プロフ) - 質問使ってくれて有難うございました！メンバーの事よく見てますね…！朝霧ちゃん、生徒会メンバー大好きじゃないですか！続編も頑張って下さい！ (2020年9月7日 21時) (レス) id: 0b140bf78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱桜よろん | 作成日時：2020年4月18日 1時
