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Aside


「私ほんとにあの時のことが忘れられないわ
だってるぅと、Aにキスしたのよ?!」
『恥ずかしいので言わないで下さい...』


あの文化祭が終わって1ヶ月。
私達の中はあんまり発展しませんでした...


今は12月で大学受験真っ只中。

私の場合は推薦で入学するから、勉強あんまり要らないんですがね。


「あっ、そうだ。
Aって大学どこ行くの?私推薦の苺宮大学」
『そうなんですか?!私もです...!!』


私は成績がちょっと良かったので、意外と偏差値が高い苺宮大学に推薦して貰えました。

まさかマドンナちゃんも同じだなんて...!嬉しいです。


「あ、ねぇ。A」

ふと、マドンナちゃんが声を潜めて近付いてきた。
不思議に思い、私もとりあえず声を小さくします。


「...るぅとと、進路って相談したの?」
る「僕がどうかしたんですか?ちょっとA借りますね。」
「ひぇっ」


るぅちゃん地獄耳...
マドンナちゃんがるぅと、と言っただけで近付いてきました。

実を言うと...進路って全然教え合ってないんですね。
るぅちゃんも成績が良いから苺宮大学に推薦貰えたんじゃないか、と思ってましたし...


るぅちゃんは教室の後ろへ私を押し遣る。


る「話、聞いてましたが苺宮大学行くんですか?」
『...そ、そうです...推薦で。』


るぅちゃんのただならぬオーラに圧倒されてしまう私。
まさかこの反応...


る「僕、先生に苺宮大学の推薦貰ったんですが...」

え...?
貰ったんなら一緒に行けますよね。


る「僕はその、音楽の勉強がしたくて...
...とに決めたんです。」
『...なんて言いましたか?』



















る「...アメリカに、6年留学しようと思います。」
『う、嘘...』


6年留学ってことは、6年会えないってことですよね...
そんなの嫌です。耐えられません。


私がじっと黙っていると


る「僕、.曲作ってるんです。
まだ誰にも言ったことないんですが。」

そしてるぅちゃんは続ける。


る「この音楽を日本だけでなく、世界にも届けて僕の曲で誰かが笑顔になってくれたらなぁって。」
る「だから、僕は後戻りしない。 」


思わず涙が出そうになった。
るぅちゃんがそんな事を思ってるなんて、知りませんでした。


私は、彼女としてるぅちゃんの背中を、押します。




『分かりまっ...した...
頑張って下さい…ッ応援してますから...!』

女→←美



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くおん - 初コメ失礼します!いつもドキドキ見させてもらってます。これからも頑張って下さい!応援してます(^^) (2022年1月10日 0時) (レス) @page13 id: af5dadc637 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - 自分がなってるみたいで、恥ずかしくなってしまいました。続きが楽しみです! (2022年1月4日 23時) (レス) @page10 id: 12f1619bb8 (このIDを非表示/違反報告)
まかだみあ - 今まで見たことのない感じの設定ですごく引き込まれました!!めっちゃ好きです、楽しみにしてます。頑張ってください!!!! (2021年12月13日 19時) (レス) @page7 id: 4dd2b2d86e (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - ここねさん» うわあああ‪!!初コメありがとうございます( ;​; )頑張って更新します! (2021年12月6日 21時) (レス) id: 19c9466b23 (このIDを非表示/違反報告)
ここね - 続き楽しみです〜!頑張ってください〜〜!! (2021年12月6日 18時) (レス) @page5 id: 8478e0fb04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。 | 作者ホームページ:なっしんぐぅ  
作成日時:2021年11月30日 23時

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