検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:113,826 hit

3話 ページ42

貴方「それ、えんら先生にも言われた……」



エンマ大王「それと、Aは今、俺に触れられている」


貴方「え?そんなの当たり前…」


エンマ大王「俺は今、謂わば霊体のような体となっている。


妖力を扱う人間は兎も角、増してや普通の人間は俺の姿すら認識できないだろう」



エンマ大王「Aは俺と頭ぶつけただろ?



そう考えてみると、Aは他の妖気使いと何か違う……


そう思わないか?」



貴方「……………」



呆然となるA。



貴方「……なんか、そう考えてみると、






私って人間じゃないみたいだね……」



エンマ大王「馬鹿を言うな!Aは正真正銘のれっきとした人間だぞ?」



落ち込み気味のAの頭を撫でるエンマ大王



エンマ大王「そんなシケた面すんなよ。


Aは笑った顔が1番似合ってる」



エンマ大王はAの頭を軽く小突いた



貴方「いたっ……もぅ、酷いな……」


エンマ大王「ははっ、そーそー。


暗い顔なんてするもんじゃねぇよ」


貴方「うん……」



ほんの少しだけ笑う



エンマ大王「兎に角。自分がピンチになったり、


困った事があれば、迷わずに近くの仲間に頼るんだ。


無理は禁物だぞ?


自分の身は、自分でも守らなきゃいけないしな」


貴方「うん」



エンマ大王「もし……本当に危ないと感じた時は、





俺が助けてやるから」



まるでプロポーズみたいだ。


ポカンとなって自分を見つめてくるAに、何故かエンマ大王の顔は微かに赤くなった



エンマ大王「………っ//」



貴方「ふふっ、ありがとう。


久しぶりにエンマ大王に会えてよかった」


エンマ大王「あぁ、俺も。


そろそろ寝た方がいいぜ。


朝日が昇り始めてる」



その言葉に、Aは宿舎の窓から漏れ出る光に視線を移す



貴方「あ…ホントだ……」



その途端、再び朦朧としてくる意識。



貴方「(あ、れ……なんか、すごく眠たい……)」

























完全に眠りに落ちたAを見つめるエンマ大王


その顔は、とても穏やかなもので___




エンマ大王は壊れ物を扱うかのような手つきでAの頬をサラリと撫でる






エンマ大王「おやすみ、A」



エンマ大王は愛しそうな瞳でAの唇にキスを1つ落とすと___




ヒュオオオ……




気が付くと、部屋にはAしかいなかった

4話→←2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
80人がお気に入り
設定タグ:妖怪学園Y , 愛され、逆ハー , アニメ沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

読んだ感想 - これ読んでる奴脳みそ入ってる?ただのウーピー主の妄想 (2022年8月5日 12時) (レス) id: 2c09132fd3 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりっつ - (YSP vs ESPのマタロウが怖い…) (2021年5月8日 16時) (レス) id: 01f74e3595 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりっつ - え?夢主ちゃんの絵も可愛いしネーミングセンスもいいとか神様かよ、好き(怒) (2021年5月8日 16時) (レス) id: 01f74e3595 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックローズ - え、小説書くのも上手いのに絵まで上手いなんて、神様ですか?すごいです! (2021年2月24日 22時) (レス) id: b766530fd2 (このIDを非表示/違反報告)
Y S P!Y S P! - いや、訂正。マタロウからの愛も重すぎて怖い… (2020年9月24日 21時) (レス) id: 8b5b5f36c4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年6月24日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。