太宰さんにさらわれた。【太宰治】【ヤンデレ？】 (ページ30)

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此処何処やねん！？ページ30

Aちゃんside

『此処は…？』

私が首が絞まり始めると予想してた場所からもう既に

50メートル、は離れたかな？

何故に首が絞まらない？！

『え～…((苦笑』

そして、扉が数センチ開いていたため好奇心で覗いた部屋…そこに広がっていたものは、

『っえ…？』

パソコンなどのインターネット機器

と

私の制服とバッグ

だった。

『どうして…こんなところに…？』

これを見て私が思ったこと

【怖い】

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い！！！！！

それと

【気持ち悪い】

キモチワルイキモチワルイキモチワルイキモチワルイキモチワルイキモチワルイ！！！！！

画面上に映し出された自分が

酷く

やつれて見えた。

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しばらくの放心状態のあと…

制服とセットで置かれていたバッグをあさった。

『バッグの中…！！』

中に携帯が入ってたら、友達に連絡できる！！

『あった！！！』

よかった…あった…！！

私はすぐに電源をつけた。

携帯画面に映った

《家族写真》

スライドすれば

《親友と映っているツーショット写真》

泣きそうになるのを下唇を噛みながら我慢した。

携帯の中の電話帳を開き、

《栞里♪》とつけられた電話にかける。

(“栞里”〔しおり〕、とは、カラオケに一緒に行った子の名前、Aちゃんの親友)

『栞里…出て！！お願い…！！』

呼び出し音が何度も聞こえる。

「プツン」

『栞里！？』

返事はなく

「電話をお呼びしましたが………」

と無機質な機械音が聞こえた。

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『なんで…？((泣』

長い間、栞里にかけ続けた。

のに

一向にでない…

『マジか…ッ((泣』

もう一つの希望は…

《家族》