27話 ページ28
貴方side
遠くからお姉ちゃんの声が聞こえた。
声のした方向を向いたら手を大きくふってこっちをみてるお姉ちゃんがいた。
隣にいるのは遊木先輩……？
ひ「…A？どうしたの？」
「ん？お姉ちゃんがいたから呼んでるっぽい」
ゆ「あ、ほんとだ。」
お姉ちゃんがこっちに向かって駆け足できた。
「………？なんか、用があるのかな？……ってお姉ちゃん！」
ゆ「…ちょっ？！A？いきなりどうしたの？」
ひ「A、走っちゃだーめー！」
「ご、めん！でもっ、」
人にぶつからないようにすり抜けていく。
トラックがみえた。
でも、お姉ちゃんは気付いてない。あっち側には壁があるからみえない？
大丈夫！後、10秒はある！
「…だめ、お姉ちゃっ！待っ！ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」
あ、ぅう……やだ、なんでこんな時に…………
後、少し……いけるっ
ひ/ゆ「A！！！」
お姉ちゃんとトラックがぶつかる直前。
飛び出して、お姉ちゃんを思いっきりおした。
後ろから聞こえた二人の声。
…………追いかけてきたのかな？
まだぼーっとしてるお姉ちゃんを睨んだ。
「……っ馬鹿！左右に道があるときは気を付けてって！……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……ぅ……ｹﾞﾎｯ！ぅぇ……」
駄目、気持ち悪い……もう、意識、もた……な……
ぐらぐらした頭。頭、重い、痛いっ！
ぼやけていく視界がプツンといきなり暗くなった。
────そこから先、私はどうなったのか覚えてない。きっと、また倒れたのだろう。
気付いたら私は病室にいた。
あの、無機質な何もないただ白い天井をみるのはいつぶりだろう。
ちょっと硬いベッドから起き上がろうと腕に力を入れた。
あ、れ……？何？
体が動か…………ない……？
首を動かすのさえ辛かった。動かす度にズキズキ頭が痛む。
今は何時？何日？何病院？私はどうなってるの？
拘束されてる？いや、だったら力ははいるはず。それに何かに縛られてる感覚もあるはず。
でも、違う。
あ、そっか……。
「……後、…………少しなんだね……」
初めてﾀﾋぬという恐怖に気付いた。
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與風(プロフ) - 白羽ゆゆさん» 毎度毎度すみません！変換ミス多過ぎて自分が１番悲しい…。教えて下さって本当にありがとうございます！ (2017年10月13日 18時) (
レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
白羽ゆゆ(プロフ) - 仁兎なずなが二兎になってますよ(^^) (2017年10月13日 17時) (レス) id: bb3c96127f (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 南恋さん» ごめんなさい！なおしました。教えて下さり、ありがとうございます！ (2017年9月23日 23時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
南恋 - あの、衣更真央になってるところ、衣更真緒です！！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 96fa1601d9 (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 蓮城桜さん» ぁぁ！ありがとうございます。単純にミスです。すみません！ (2017年9月17日 20時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：與風 | 作成日時：2017年4月9日 11時
