11話 ページ12
翌日早朝───。
目を開くといつもの天井。
「……ん…。あれ？……部屋…」
そっか。あの後、すぐベッドに戻って寝たんだっけ………。
寝起きでぐったりとした体を起こすとズキンと頭が痛くなった。視界もグニャリとぼやけて気持ち悪い。
吐き気に襲われたかと思えばまた吐血。
「…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ！…ぅ、また血………。そろそろ貧血になるよぉー？」
おかしい…。いつも以上に気持ち悪い。
あぁ、もしかして…熱かな？
グラグラする頭を抑えて、ゆっくりベッドから降りる。足に力を入れて立つとフラりとした。
一歩前に出して歩き始めると今度は耐えれず、前に倒れる。
バタンッと大きな物音をたててしまった。
あ「Aちゃん？！」
お姉ちゃんが部屋に入ってくる。床で倒れてる私をベッドまで運んでくれた。
あ「熱い……。熱でたのかな？体温計とってくるね。」
「……ぁ…り…がと……おね…ぇ…ちゃん。」
あ「いいよ。もう。朝から無理しないの。」
優しく笑ってくれたお姉ちゃん。でも僅かに震えていた。
大丈夫？
数分してすぐにお姉ちゃんは戻ってきた。
ひんやりとした体温計が気持ちいい。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
すっかり体温で温くなった頃、音がなった。
あ「……ん〜。39度８だって…。休もうね。今日は私も休むから。」
「……ご、めん……なさい」
あ「Aちゃんは悪くないよ。ほら寝て？」
「…ぅん……。ぁ、お姉ちゃん……。学校には行って……。お願い」
あ「大丈夫なの？……ってAちゃん…。……わかった、いくね……。おやすみ」
優しく頭を撫でてくれたお姉ちゃんの手はひんやりしていてでも暖かいなって思った。
それから安心しきった私はただただ眠った。
────
ちょっと文増やしました。
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與風(プロフ) - 白羽ゆゆさん» 毎度毎度すみません！変換ミス多過ぎて自分が１番悲しい…。教えて下さって本当にありがとうございます！ (2017年10月13日 18時) (
レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
白羽ゆゆ(プロフ) - 仁兎なずなが二兎になってますよ(^^) (2017年10月13日 17時) (レス) id: bb3c96127f (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 南恋さん» ごめんなさい！なおしました。教えて下さり、ありがとうございます！ (2017年9月23日 23時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
南恋 - あの、衣更真央になってるところ、衣更真緒です！！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 96fa1601d9 (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 蓮城桜さん» ぁぁ！ありがとうございます。単純にミスです。すみません！ (2017年9月17日 20時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：與風 | 作成日時：2017年4月9日 11時
