転校先にいた幼馴染【あんスタ】

30話 ページ31

ひなたside


ゆうた君が俺達に思っていたことを偶然聞いた。

朝、機嫌が悪そうだったのはあの理由かな…？

ひ「……あのね、……俺も……ゆうた君と同じ……」

ゆ「え？」

ゆうた君がこっちをみる。

ひ「同じ気持ちだよ。本当に無理しすぎだよね。病気とか黙ってて休まないし、人に頼らないで自分でなんとかしようとしてさ……」

ゆ「…………」

やっぱり俺達の考えは似てるねゆうた君。

ゆ「…兄貴だって、無理してるのにそんな事言わないで」

ひ「えっ……」

俺が……変わったこと…………？だって仕方ないじゃん。ゆうた君が大事だから俺が守らないと……

ひ「……Aも、誰かを守りたくて思って動いているのかな」

ゆ「…………多分ね」


ひ「…ほんとさぁ、無理しすぎ。自分が壊れたらだめでしょ！」

ゆ「ほんとだよ。少しは人に甘えるべきだよ」


ひ「行くか今日も」

ゆ「昨日注意しわすれたしね」




あの日と同じ…………Aと最後に遊んだ日の夕焼けと同じ色をしてる。


懐かしさと二人の優しさにひたりながら、空気を軽くするようにゆうた君に話しかける。








…………ついた。Aとは、今度はちゃんと話せるよね。

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