ねぇ当主様、私かなり優良物件だと思うから取り敢えず嫁にして【五条悟】

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お昼を少し過ぎた頃

今日は会合があるとの事で、悟様が帰ってくる
久々にあの偏差値高すぎな顔面を拝める

そう思いながらるんるんと悟様の着物を用意する









「やっほ、A」


「！悟様、おかえりなさいませ」


「ん、ただいま〜」









はぁー、今日も顔面がいい

どうしたらそんな素晴らしい蒼い瞳と美しい白髪を兼ね備えて生まれてこれるの？前世どんな徳積んだ？？加えて脚も長くて身長も高い、スラっとしたモデル体型。今世でも世界救ってんのに前世でも世界救ってんの？？

いや、ホントカッコいい









「相変わらずの肉体美…」ﾎﾞｿｯ


「そんなジロジロ見ないでよ〜、僕照れちゃう」


「…失礼しました」


「まぁAにならいくら見られても良いけど」


「冗談はよしてください、心臓に悪いです」


「あはは、ごめんごめん」









頭を手慣れたように撫でる悟様

あー！甘い！！この雰囲気甘すぎるな！！？
この甘い空間から抜け出したくない、もう少しだけお肌潤わせて…だって色恋沙汰とか全くの無縁なんだよ？酷いよねぇ、こんな美人で可愛くて料理上手で世話焼きな女他にいないよ？

早く誰か私と結婚しよう！！









「失礼致します」









失礼しないで？なんて言える訳もなく

着物をぱぱっと着せながら
あ、プリン食べたいな…とかふと思う

とろっとしたプリン食べたい









「それで悟様、見合いの話が何件か…」


「見合い？全部興味ないから断っといて」


「……」









今更見合いとかちょっと古臭いね、なんて思ったのは秘密

断った悟様に"ですが…"と女性達の説明みたいなのをし始めた使用人のおばさん。うん、聞けば聞くほど私やっぱりいい女だわ。言ってた事全部出来るし、チラッと写真覗いたけどダントツに私顔いい自信ある。

もうこの際私が悟様の嫁になれば良くない？









「絶対私の方がいい女、マジ私のこと嫁にしてくんねぇかな」


「…は？」


「、え」


「……ぁ"ｯ」









五条家当主、悟様専属使用人の華園 A

本音を思わずポロリしてしまった
本当は大分口が悪いのも多分バレた

築き上げた清楚キャラ、恐らく崩壊しました









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