【創作】アオいハルをもう一度〖更新停止〗

二重人格・弐 ページ9

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翠「山紫、翠葉…。――もしかして、貴方がりんね？」


…なんでそんなこと知ってんだ？鈴音(オリジナル)がなんか喋ったのか？


「あぁそうだよ。勝手に他の物語にしてるみたいだけどな」


翠「へぇ…。性別はどっちなの？」


うお、山紫だっけ。ぐいぐい来るな笑。まぁそういう人嫌いじゃないけど


「あー俺は男。鈴音がオリジナルだから」


翠「オリジナル？」


そうか、山紫が知ってるわけないよな。


「オリジナルって言うのはそっちが主人格ってこと。まぁ、いつか俺は消えるってことだな」


翠「…なんかごめん。でも鈴音(りんね)がいたって事実が消えるわけじゃないから。


　 もし君が消えても私が覚えてる。


　 ――なんかでじゃゔ？だね」


「ﾌﾌｯ」


笑っちゃった。絶対デジャヴの意味わかってないだろ。


――いつぶりだっけ、笑ったの。


翠「…やっと笑った」


「え？」


翠「鈴音(りんね)に変わってから一回も笑ってなかった。


　 表情筋死んでんのかってくらい。」


翠「鈴音(すずね)がオリジナル？そんなの知ったこっちゃないよ。

　
　 鈴音(すずね)は鈴音(すずね)。君は君。…そうでしょ？」


！――俺が笑ってなかった、か。そうなのかもしれないな。


「分かった。俺は俺、鈴音(すずね)は鈴音(すずね)、だろ」


俺がそこまで言うと山紫は笑って、「それでよし！」と言った。


ﾊﾞﾁｯ! ﾊﾟﾘﾊﾟﾘｯ


「…そろそろお別れか、じゃあな。鈴音(すずね)にもよろしく――」


翠「分かった！


　 ――鈴音、やっほー」


「あ、翠葉ちゃんー！りんね、なんかしちゃった？」


翠「！…ううん、楽しくさせてもらったよ。さて、帰りますか？」


「うん！あ、待ってその前にLIME交換しよ！


　鈴音が言ってたと思うけど私二重人格らしいから、アカウント2つあるんだけど…」


大丈夫かなぁー？やっぱりりんね、絶対何か言ったよねぇ〜


翠「全然大丈夫！ほら、早くスマホ出して！」


「！！――ありがとね、翠葉ちゃん」

ーー−−−−−−−−

翠「はい！できたよ」


おーこれがLIME。私なんか友達いなかったんだよねぇ〜


すずねよろしくねぇ
leafこちらこそ!


あとはぁ…りんねのアカウントかぁ。


「これが鈴音(りんね)のアカウントね」


鈴「そうだよ〜」


leafりんね、これからよろしく


仲良くできるといいな。

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