第6話 ページ8
貴方side
一瞬壊れたロボットのような動きをしそうになった。それ程までに驚いた
けれど、よくよく考えたらここにいたって不思議ではない。だってこの人は軍教授だから
ゆっくりと振り向いた先にいたのは、案の定うちの常連客である教授様だった
今は変装をしているし声も変えているから、俺だとバレることは無いだろうが、、、面倒な事になったな
取り敢えず無視は良くないから、「あの」という声かけに仕方なしに返事をする
貴:はい？
エ:大丈夫ですか？
貴:えぇ、まぁ。大丈夫です、、。
エ:いやいや、顔色めっちゃ悪そうですよ？！船酔いですか？
貴:はい、お恥ずかしながら、、、。
エ:船酔いするかどうかは体質ですからね。お薬は飲まれましたか？
貴:はい、、お気遣いありがとうございます。
エ:いえいえ、その、、もしすぐ良くならないようでしたらこれをどうぞ。船酔いによく効くアロマのハンカチです。
貴:これはこれは、、ありがとうございます。
手渡されたハンカチを受け取れば、確かに船酔いによく効くアロマの香りが漂って来た
この人はこうやってよく人を助けてるのだろうか。なんて、お人好しそうだな。と思っていたのが
確定に変わったのがわかった。早死にしそうだなぁ。なんて失礼な事を思いつつ、さっさとその場を離れる
貴:すみません、もう部屋に戻りますので、、、ありがとうございました。このお礼は、またどこかで。
エ:いえ、お気になさらず。お大事に！
ニコニコとモーニング時に見た笑顔をまたここでも見れた事に少々喜びつつ、ハンカチを持って移動する
教授様は一体どこの軍の人間なのだろうか。詳しく調べればわかるだろうが
そこまでの興味はなくて調べた事はなかった。帰ったら調べてみるか。と考えつつラビに連絡を取る
貴:ラビ、俺だ。少しアクシデントがあって、甲板から移動した。問題はない。
「ラ:は〜い。どうする？合流する？？
貴:まだいい、俺は食事会場を見に行く。
「ラ:おっけ〜、僕は整備室いくね〜。
プツリとこちらが何かを言う前に切れた通信にため息を吐きつつも、ラビは一度も失敗した事のない男だ
何があったとしても自分でなんとかするだろう。とたかを括って食事会場に向かった
会場では食事はそこそこに、軍の重鎮やら外交官やらが何やら話し込んでいる
軍とは切り離せない政治の世界なんかは伏魔殿だ。つまりここは悪魔だらけ
ここじゃ、どんなに良いワインでも不味くなりそうだな
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U - 更新来てたァ!!気づかなかった...続編も読ませて頂きます!! (9月2日 1時) (
レス) id: 22e7845591 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - わぁ！更新きたぁ！次の更新も楽しみに待っております！！！ (8月14日 17時) (レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ぅぃ(プロフ) - 初見ですが登場する人物にブレがなくてとても読みやすいです。ストーリーも魅力的で飽きません、、また更新なされた時に楽しく読ませていただきます:) (8月11日 21時) (レス) @page47 id: e62298234f (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 更新されてｯすぐにｯ読めなかった!!何たる失態!!お久しぶりの更新お疲れ様です!!最近は熱中症や台風にも気おつけてください!!!!!ずっと好きです。 (8月10日 0時) (レス) @page47 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
ｼｿﾏﾒ - 初見です！！！めちゃくちゃ面白いです！次の更新を気長に待ってます！ (8月5日 2時) (レス) @page45 id: 4311abe2a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年7月7日 3時
