第48話 ページ3
貴方side
着弾を確認している暇はない
ライフルを放り投げ、今度はナイフを片手に森に単身突っ込んでいく
場所はなんとなくわかっている、気配が隠し切れていない、まだ若い兵なのかもしれない
それが不幸中の幸いだと思うほどには、俺も幼くなってしまったようだ
気配を追うにどうやら二人で動いている。バディ制度のようだ
片方の気配がないのは先ほどの爆発に巻き込まれでもしたか
それとも腹に巻いていた爆弾が連鎖で爆破したか、まぁどうでもいい話だ
森というのは隠れるところが多いかわりに高所からの奇襲も視野に入れねばならぬ
一見楽そうに見えて楽ではない戦場なのだと、この俺が教えてやろう
諸君、音もなく木に登る方法は知っているか？
諸君、上から突然襲われたことはおありか？
ない？
なら教えてやろう
ボケッと突っ立っている男の真上に降り立ち首を踏み折り、こちらを向いた男の首にナイフを刺す
そして男が持っていたナイフを引き抜き後ろから狙ってきていた者の目に投げる
貴:ゴーグルはどうした？忘れたか？？目は守れ、そこの奥は急所だぞ。
隣にいた男に一息で距離をつめ、聞きやすいように耳元で声を発しながら口を塞ぎ押し倒す
んーんーと半泣きでうるさい男の首をさくっと切り裂いて、あと何人だ？
考えながら頭を左にそらすとダンッ！と後ろにあった木に弾丸が埋まる
素早く立ち上がり近くの木の影に隠れ、先ほど押し倒した敵兵のフラッシュバンを投げる
短い悲鳴が聞こえたのと同時に手榴弾を投げてやれば、大爆発を起こした
あれでは身体のかけらも残るまい
暫し殲滅しで回れば、最後にようやっと隊長格と思える気配の男に出会った
切れ味の悪くなったナイフを投げ捨て
隊長よりいただいた刀に手を添える
真正面から突っ込んできた男の剣を刀で受け止める。素晴らしい鋭さだ
良いものをもらったなぁと頭のどこかで思った
暫しの打ち合いをしたいたが、男は突然俺の腕を掴んだ。反射的に投げ技をしようとしたが
相手の意図に気がつき、腕を切り、怯んだ所をすかさず蹴り飛ばし
慌てて走ってその場を離れようとした
直後の大爆発、飛んできた枝やら鉄製の破片やらがかすっていき
なんともうざいことに、最後の一発、と相手が撃った弾が右横腹を貫通した
急所は外れている、止血していれば死ぬほどの怪我ではない
貴:任務完了、帰還する。
怪我はしたが生きている
今はもう、それだけで充分だろう
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ゆな - 更新ガンバレェ！！一番右の星をぽっちとしました←言う必要あったのかなぁ？まぁいいや では応援してます！ (2020年3月23日 14時) (
レス) id: df7125e07b (このIDを非表示/違反報告)
全員嫁 - 新しいのが投稿されていて凄く嬉しいです！！！これからも頑張ってください！無理はしないようにして下さいね！ (2020年3月16日 6時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
４７ - 16話で「ナビゲートは大丈夫がやる。」になっていますよ〜｡ (2020年2月23日 20時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
樂-Raku-(プロフ) - 泣きました､､､これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年2月7日 18時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
梅酒緑茶(プロフ) - 続編おめでとござます！！大好きですううう (2020年2月6日 17時) (レス) id: e7f71a0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月4日 21時
