第49話 ページ4
貴方side
本部であった場所に戻ってきたら隊の先輩達が待っており、すぐに回収された
基地についてからの記憶はない
気がついたらベットの上だった
傷が痛む、生きているから当然だ。起き上がり周りを見渡せば、隣に秋瀬がいた
ベットから降りて、そっと手を握れば暖かく、とてもほっとしてしまった
貴:秋瀬。
いつもなら殴って起こす所だがけが人だからな、今は優しく扱ってやろう
近くにあった椅子を引っ張ってきて座り、何をするでもなくただそばにいる
手は握ったまま
どれほどそうしていただろう、不意に手が握り返され閉じていた瞼が開かれた
貴:秋瀬。
秋:A、、？そんなとこで、なにしてんの？
寝起きです、と言わなくても見ればわかる寝ぼけ顔にほ、と息をついた
貴:何もしていないさ。怪我の具合はどうだ？過剰に痛むところや感覚のないところはないか？
秋:ない、、、だいじょーぶ。
グッと親指をたててニッコリと笑った秋瀬の手に自身の手を当てる
すると面白いほどに驚いた顔を見せる秋瀬に腹が痛いにも関わらず笑ってしまった
貴:ふふw何故そんな顔をするww
秋:え、だって、A、、、。A、どした？
笑いながらも、顔を下に向けてしまった俺に秋瀬が何かに気がついたように問うてきた
ざーざーと窓の外の雨の音だけがよく聞こえ始めてしまった、何か言わねば
そうは思っても、あの日の、血の海に沈み動かなくなったこいつの顔を思い出してしまって
起きてニコニコと笑っているのだから大丈夫だ、なぁそうだろう？
貴:秋瀬。
秋:なに？
貴:お前は、、、俺のバディでいて、いいのか？
秋:エッ、なんで？今回の件でなんか不安に思った感じ？？全然大丈夫だぜ？？
何故かあわあわと慌て始める秋瀬に、俺はふー、と息を吐き言葉を吐く
貴:俺は、、、お前が大事だ。なのに、俺は、、、俺は、お前を、
詰まる、言葉に詰まってしまう。今のこいつに言ってどうするよ、何も覚えていないのに
左右に首を振り、なんでもない、と言おうとした俺の口は次の秋瀬の言葉で閉ざされた
秋:殺した、って？
素早く顔を持ち上げる、俺の瞳に映った男の顔は、全く笑っていない、真顔だ
貴:あき、せ、、？
溢すように声を出した俺に、目の前の男は、真顔から、緩やかに表情を微笑みに変え
言った
秋:俺は今も昔も、お前が大好きだぜ。
なぁA隊員。
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ゆな - 更新ガンバレェ！！一番右の星をぽっちとしました←言う必要あったのかなぁ？まぁいいや では応援してます！ (2020年3月23日 14時) (
レス) id: df7125e07b (このIDを非表示/違反報告)
全員嫁 - 新しいのが投稿されていて凄く嬉しいです！！！これからも頑張ってください！無理はしないようにして下さいね！ (2020年3月16日 6時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
４７ - 16話で「ナビゲートは大丈夫がやる。」になっていますよ〜｡ (2020年2月23日 20時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
樂-Raku-(プロフ) - 泣きました､､､これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年2月7日 18時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
梅酒緑茶(プロフ) - 続編おめでとござます！！大好きですううう (2020年2月6日 17時) (レス) id: e7f71a0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月4日 21時
